訪ね歩いて愛着深まる 誇り高き上州の山々 温泉紀行ライター 飯出敏夫（東京都日野市） | 上毛新聞社のニュースサイト

2022年10月発売の『温泉百名山』で選んだ上州の山は、掲載順に武尊山、谷川岳、三国山、鼻曲山、湯ノ丸山、白砂山、稲包山、赤城山、榛名山の9座である。 登山口を他県にしたためカウントしなかった県境の山には温泉ケ岳、日光白根山、浅間山、東篭の塔山、仙ノ倉山があり、双方の山を合わせると「日本百名山」に選ばれた名山が5座含まれている。ここでの選定基準は、山麓や登山口近くに歴史ある名湯があり、特に自然湧出や掘削自噴の温泉であることを優先したのが特徴だ。 一方、今秋刊行予定の続編『日帰りで登れる 温泉百名山』で取り上げる山は、登山口から日帰りできる日本各地の「ふるさとの山」が主体。初級者や年配者にも登りやすい山であることをテーマに、下山後に汗を流して帰れる、日帰り入浴を受け付けている温泉旅館や日帰り温泉施設があることを条件に選定した。 上州の山から選んだのは、至仏山、子持山、高山三山、四阿山、浅間隠