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<産経抄>納税者と政治家の見極め
鈴木俊一財務相「国民が厳しい怒りも伴った強い気持ちを持っている」。鈴木俊一財務相は21日の国会で... 鈴木俊一財務相「国民が厳しい怒りも伴った強い気持ちを持っている」。鈴木俊一財務相は21日の国会で、自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件に対する国民の憤りに言及した。16日に始まった確定申告に関しては「国税当局は親切な対応を」と述べる低姿勢ぶりだった。 ▼SNSでは「確定申告ボイコット」という言葉が拡散され、岸田文雄首相が14日に「確定申告において、納税者に法令にのっとり適切に申告納税を」と呼びかけたことも火に油を注いだ。ただ、国民の怒りはもっともだとして既視感がある。 ▼小紙データベースを引くと、平成22年2月16日の「主張」の見出しは「政治資金と税申告 納税者は皆、怒っている」だった。主な怒りの対象は、当時の鳩山由紀夫首相が実母から毎月1500万円、総額12億6千万円もの資金を受けていたのに、発覚するまで「知らなかった」として贈与税を納めていなかった件である。
2024/02/24 リンク