米軍基地で初の大リーグ イチロー選手は代打出場

試合前、米軍兵士と話をするマーリンズのイチロー外野手（左）。中央はＭＬＢの競技運営最高責任者で前ヤンキース監督のトーリ氏＝３日、フォートブラッグ（共同）フルスクリーンで見る 閉じる 米大リーグで３日、史上初めて軍事施設内で公式戦が行われた。米陸軍特殊部隊司令部の置かれているノースカロライナ州フォートブラッグ陸軍基地で、ブレーブス－マーリンズを開催。レクリエーション活動に使われる球場に仮設の観客席を設置して行われ、マーリンズのイチロー外野手（４２）は八回に代打で出場し、遊ゴロに倒れた。 同基地は２０１１年にオバマ大統領がイラク戦争終結の演説をしたことで知られる。今回の試合は、大リーグ機構と選手会が軍への感謝を示すために企画された。弟が米海兵隊員というマーリンズのイエリチ外野手は「忘れられない試合になる」と思いを込めた。 米軍提供資料によると、同基地内には鉄道が走り、八つの学校があるなど、家族