Vibe CodingでTLS 1.3を実装してみたら、思ったより人間が必要だった話

人間はコードを書かずに自然言語でLLMアプリに指示を与えることでソフトウェアを開発する、いわゆる「Vibe Coding」が普通になりました。プログラミング言語よりも自然言語のほうが得意っていう自分みたいな人間にとっては、いろいろ夢が広がります。 そんな夢の1つとして「プロトコルの実装」がありました。ネットワークの解説書を作る仕事をしているので、さまざまなプロトコルでやり取りされるメッセージの仕様に触れる機会はわりとあるほうです。それなのにプロトコルを実装したことがないのは実に残念な話だなと思っていました。 プロトコルの実装に必要なスキルは、プロトコルそのものの理解よりも、コンピューターの低レイヤの仕組みであるような気がします。仕組みを何となく知っていたとしても、そのためのコードを書くとなるとまたさらに別の話です。そういうわけで、プロトコルについては、「まったくの無知ではないけれど実装した

[peketamin]

“シーケンス番号については、レコードプロトコルのメッセージではないChangeCipherSpecで加算すべきかもよくわからず、ChatGPTに聞いたら「加算するよ」というのでそう実装させたのですが、これもまた嘘でした”

[urtz]

AIは間違っている前提に引っ張られる傾向がある。間違いをいくら指摘しても、AIのメモリにある前提が間違っていると、間違った回答をする

[yosuke_furukawa]

面白い。全体像が見えてるから分かることも多いよなぁ。見えてないと途中でやったー！ってなって終わりそう。