隅田金属日誌（墨田金属日誌） 「国民の生命、財産、人権を守るために働く車」（須賀原）って必要悪を善と言い換える嘘だよね

『はたらくくるま』の増刷とりやめは妥当である。 幼児向けの絵本に戦車を乗せれば抗議は来る。その理由もわけがわからない内容でもない。本質は人を殺すための武器である。それを掲載するのは道徳的に正しくないというのは由ない話ではない。 対応も不思議ではない。講談社は増刷しないと約束したがそれもおかしな話ではない。なにより『はたらくのりもの』への戦車の掲載は必須ではない。そもそも志のある本でもない。絵画の構図や抽象化に労苦を費やした本当の絵本ではない。手軽に作れる写真本だからだ。 それを言論弾圧というほうがどうかしている。講談社は左翼の抗議に応じて言論を枉げるのか。表現の自由、出版の自由を侵害している。そのような主張がなされているがいずれも無理くりなものだ。 ■ アクロバティック擁護 その上でアクロバティックな擁護まで出てきている。「国民の生命、財産、人権を守るために働く車」（須賀原）がそれである。

[bt-shouichi]

“もちろん世間に欺瞞は必要であり現実に欺瞞に溢れている。だが欺瞞であることに違いはない。 しかし、それをさらに進めて「感謝しないのはおかしい」「称賛しないのはおかしい」まで行くとどうかしている。”

[zakinco]

軍隊やその兵器が守ってるのは政府とその命令

[dimitrygorodok]

コメ欄にあるウルトラマンにしても、どうかすると抑圧に加担しかねない危うさをジャミラのエピソードで描いてたよね。暴力行使に躊躇いがなくなると使わずに済ませる道も探さなくなる。安きに流れる恐ろしさ、だ。

[hanyan0401]

え。ついに「道徳的に正しくない」とか、道徳保守のそれと見紛う主張をし始めて。「本当の絵本」「手軽に作れる写真本」で区分して物差しを変えているのも、表現の自由を根本から理解されていないのでは。

[sgo2]

指導者のみを敵とし、手足となる兵士は仲間に取り込むのが「上手いやり方」だと思うが、「闘争」が大好きな一部の(と思いたい)左派は真逆の戦術に走りがちだから困る。

[perfectspell]

必要悪を信仰するのは邪教か否か。/グレンラガンでは人口抑制が宗教になってたな。