SYNODOS JOURNAL : 社会保障の問題は、財源の問題（だけ）ではない 筒井淳也

2012/2/79:41 社会保障の問題は、財源の問題（だけ）ではない 筒井淳也 （この記事は、拙稿「社会保障の「気前良さ」は政府支出の大きさでは測れない」に大幅に修正・加筆をしたものです。） ■財源議論から中身の議論へ この間、社会保障改革をめぐって報道される政府の考え方は、以下のように聞こえる。 「高齢化で社会保障支出（年金と医療費）の増大に歯止めがかかりません。なのでいいかげん消費税増税させてください。そのかわりに行政改革を推進しますので、あまり不支持に走るのは勘弁して下さい。」 この「見返り」として報道されるものといえば、公務員人件費（および年金）削減、独立行政法人統廃合、天下り規制など、公的セクターの雇用をターゲットにしたものが多い。たしかに公務員事件費を削減することの歳出削減効果は大きい。しかしだからといって社会保障改革の中身の議論を軽視していいということにはならない。 社会保

[BUNTEN]

「経済成長が社会保障の手段なのであって、その逆ではない」ここ重要だが、そこまで言わない「リフレ派」政治家は、何のために成長したいのだろうか。

[Gl17]

経済成長てのは国民福祉の道具であって目的ではない、この当然の話が忘れられた政策は意味がない。国民福祉の退潮が消費性向減退や少子化を生み、GDP縮小に至るのは現状の日本がそのまま証拠。

[myogab]

いくら実質的に経済成長しても大企業グループの「節税対策」に吸収されて税収は増えないしトリクルダウンも起きない。財界の政治力が増すばかりで、大多数の国民のパイは減るのみ。敗戦級の財閥解体しかないのかも。

[rna]

日本の社会保障支出増大は高齢者人口の増加に伴うもので社会保障の「気前の良さ」は変わらないため、社会保障の削減は福祉サービスの低下に直結する、経済成長でパイを増やさないといけない、という話。

[ishikawa-kz]

推奨記事「ひとつは「社会保障の充実度は支出では測れない」ということ、もうひとつは「社会保障を維持するためには経済成長が必須だが、経済成長のために社会保障を利用するというのは本末転倒だ」ということ」

[ysync]

経済成長とは言ってもなぁ。GDPだけ上がったところで、それを吸い上げる法人や富裕層が消費や実投資せず投機だけしてたんじゃ、金だけ余ってデフレは解消されない罠。国ががっつり再分配しなきゃダメだろ。

[maturi]

id:dongfang99 ”社会保障政策には経済成長の夢を露骨に混ぜ込むべきではない。まずは出生力回復効果、そして賃金格差縮小・（離婚などに伴う）生活リスクの軽減による社会の安定化の手段であると考える必要がある。

[kechack]

「福祉は成長分野だから投資しろ」という主張も、「福祉は成長分野じゃないから重視すべきではない」という主張も的はずれ。そうではなく、「福祉は成長分野ではないが、重要だ」という認識を出発点とすべきである

[Lhankor_Mhy]

『経済成長が社会保障の手段』って言われても、法人税減税されてるからなあ。トリクルダウンとお化けは見たことがないよ。

[DrPooh]

『「福祉は成長分野ではないが、重要だ」という認識を出発点とすべきである』

[takehiko-i-hayashi]

良記事

[nebokegao]

「肝心なのは「経済成長が社会保障の手段なのであって、その逆ではない」こと／「福祉は成長分野ではないが、重要だ」という認識を出発点とすべき」