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No.009 埼玉県の女子大生が、ストーカー男・小松和人一味によって殺害される
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No.009 埼玉県の女子大生が、ストーカー男・小松和人一味によって殺害される
女子大生とその家族は、警察に何度も助けを求めたが応対されず、ついに最悪の結末を迎える。事件発生後... 女子大生とその家族は、警察に何度も助けを求めたが応対されず、ついに最悪の結末を迎える。事件発生後に埼玉県上尾署の調書改竄(かいざん)や様々な嘘が明るみに出て、警察官12名が大量処分を受ける異例の事態となった。ストーカー規正法が成立される原点ともなった事件。 ▼事件発生 平成11年(1999年)10月26日、午後1時の少し前、埼玉県のJR桶川(おけがわ)駅付近。この日、跡見学園女子大学二年の矢野香織さん(21)は、桶川駅のすぐ近くに自転車を置いて、そのまま電車に乗って新座市にある大学に向かう予定であった。 しかし自転車を置いてその場を離れようとした時に、いきなり何者かに刃物で襲われ、左胸と右の脇腹を刺された。犯人は逃走したが、多数の目撃者がいた。香織さんは上尾(あげお)中央総合病院に運ばれたが、出血多量で死亡した。 報道の第一報では、通り魔と伝えられたが、実は明らかに香織さんを狙っての犯行で