河北新報ニュース 声の特徴蓄積、要求判断／複雑な内容は困難

東北大のサイエンスカフェが６月２８日、「スマホやロボットとどうやって会話できるのか？～人間と機械の対話の最前線～」をテーマに、仙台市青葉区のせんだいメディアテークであった。東北大大学院工学研究科の伊藤彰則教授が、スマートフォン（多機能携帯電話）などで実用化されている対話型音声案内の仕組みや人工音声開発の歴史などについて講演した。 ◎講演／人間と機械の対話の最前線／東北大大学院工学研究科 伊藤彰則教授 音声合成の歴史は古く、１７９１年にオーストリアで「ふいご」とリードを使った機械が作られた。声紋をブラウン管に映し出して比較し、音声を認識する仕組みは１９４９年に米国で発表された。 音声対話の技術が必要とされる理由を、伊藤教授は「人間が機械と対話するだけで操作できれば、多くの人が機械をより扱いやすくなる」と説明した。 対話で機械を動かすには、音声を認識して判断する仕組みと、音声を合成して人

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「東北大大学院工学研究科の伊藤彰則教授が、スマートフォン（多機能携帯電話）などで実用化されている対話型音声案内の仕組みや人工音声開発の歴史などについて講演した。」