今のプロ野球に「故意死球」はあるのか? 事件が起きたのは2016年7月30日、東京ドームでの巨人対ヤクルト戦でした。9対0と巨人が大量リードを奪って迎えた8回表、僕はリリーフとして登板しました。1アウトから打席に入ったのが、山田哲人選手。2年連続トリプルスリー達成に向けて、順調に数字を積み重ねていました。 そんな山田選手に対して、僕はあろうことか背中にデッドボールをぶつけてしまったのです。一度は打席内に倒れ込んだ山田選手でしたが、立ち上がって一塁へと向かいました。ところが、その約10日後に山田選手は背中の痛みを訴え、登録抹消されました。僕のデッドボールがきっかけだったのは明らかでした。 それ以来、僕はヤクルトファンを中心に猛烈なバッシングを浴びるようになりました。7年前のことではありますが、今でも山田選手に当ててしまった痛み、スタンドからブーイングを浴びる痛みは忘れられません。 まずは、こ