管理者として有力視されているのは、DVD・CDレンタル大手「TSUTAYA(ツタヤ)」を展開する企画会社。建物内に書店やカフェを併設させる計画で、「にぎやかな図書館」へと大胆に模様替えし、若者の利用者を呼び込みたい考えだ。 現在の図書館は1978年に開館したが、老朽化に加え、駅から離れていることから利用は低迷。そこで市はJR多賀城駅前に新図書館を建てる方針で、1日、市教委に図書館移転推進係を発足させた。6月までに指定管理者を決定し、詳細な計画案を決める。 管理者の有力候補は、駅周辺の市街地整備事業で市と協定を締結している「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」(CCC)(本店・大阪市)だ。計画の原案によると、図書館を商業文化施設の一部と位置づけ、商業スペースには書店やカフェを誘致。1階はリビングをイメージし、「私語厳禁」の図書館から、にぎやかな話し声のする家庭的な場所にする。2階は書斎をテー