愛知県内の高校生約800人が4日、名古屋市昭和区の南山大名古屋キャンパスのグラウンドで、平和への願いを込めた群舞を披露した。踊った曲は、サザンオールスターズの「ピースとハイライト」。歌詞を自分たちなりに読み解き、振り付けた。 希望の苗を植えていこうよ 地上に愛を育てようよ ぬかるんだグラウンド。小雨が降る空を仰いで声をそろえて歌い、泥水をはね上げて一心に踊った。 群舞は、愛知県の私学高校生らが取り組む「高校生・戦後70年『未来』プロジェクト」の一環。この日、同会場であった私学高校の新入生歓迎フェスティバルに合わせ披露した。 群舞のリーダーで、名古屋経済大高蔵高2年の名和亜寿香(あすか)さん(16)は「戦争や人を殺すことは絶対悪なのに、戦後70年がたち、それが薄れつつある気がする。だからこそ、高校生が平和を発信することに意味がある」と話す。曲を選んだのは、「希望の苗を植えて」という部分が、自