今から約800年前、平安へいあん 時代のおわりから鎌倉かまくら 時代に活躍かつやく した藤原定家(ふじわらのていか/ふじわらのさだいえ)(1162〜1241)さん。和歌をつくるのが得意とくい なことで有名な貴族きぞくでした。 定家さんは、自分や子孫しそん のために和歌や物語をたくさん書き写うつ しました。おかげで、1,000年以上前に書かれた「源氏げんじ物語」や「土佐とさ 日記」などの文学作品を今のわたしたちも読めるのです。
今から約800年前、平安へいあん 時代のおわりから鎌倉かまくら 時代に活躍かつやく した藤原定家(ふじわらのていか/ふじわらのさだいえ)(1162〜1241)さん。和歌をつくるのが得意とくい なことで有名な貴族きぞくでした。 定家さんは、自分や子孫しそん のために和歌や物語をたくさん書き写うつ しました。おかげで、1,000年以上前に書かれた「源氏げんじ物語」や「土佐とさ 日記」などの文学作品を今のわたしたちも読めるのです。
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みかわ・けい 1957年生まれ。専門は日本中世史。摂南大教授などを経て現職。冷泉家時雨亭文庫の調査に携わる。主な著書に「公卿会議」(中公新書)「後三条天皇」(山川出版社)など。 つい最近新聞の一面を飾った「定家本・源氏物語『若紫』の発見」。所蔵者から冷泉家に持ち込まれ、長く定家本系統の源氏物語を追い求めてこられた藤本孝一氏(冷泉家時雨亭文庫調査主任)の鑑定がなされたことも感慨深い。というのも、私は大学院生時代、藤本氏のもとで、調査員として冷泉家に出入りをさせていただいていたからである。 今回、最初に目に飛び込んできた『若紫』写本の特徴ある字体は、私が冷泉家でなじんできた定家自筆本『明月記』(藤原定家日記原本、国宝)の字体とうり二つであった。 定家の字体は、後世「定家様」と呼ばれ、書道の世界で尊ばれるようになった。それは、従来の平安時代の流麗な文字とは違う、ごつごつした独特なものである。定家
藤原定家の記した『明月記』は56年にわたる克明な記録であり、歴史的価値の高いものであるが、難解な漢文で書かれており理解は容易でなかった。本書では『明月記』に平易な解説がほどこされており、誰もが『明月記』をとおして中世の世相や風俗を知ることができるよう配慮されている。 [ここがポイント] ◎ 難解な漢文日記を扱った数少ない一般書 ◎ 『明月記』に本格的な注釈を施した第一人者による解説書 はしがき 序 『明月記』転変八百年 1 俊成の五条京極亭焼亡——洛中の火災頻々 2 俊成と子女たち——一夫多妻時代 3 世界が驚いた天文記録——大流星・超新星 4 紅旗征戎は吾が事にあらず——乱逆の軽視 5 高倉院崩御——末代の賢王を慕う 6 剛毅の女房の生涯——健御前の『たまきはる』 7 九条家四代に仕える——浮沈を共にする主家 8 定家の家族と居宅——西園寺家との縁組 9 荘園経営の苦労——横領・地頭・経
小倉百人一首の撰者(せんじゃ)として知られる歌人藤原定家(一一六二~一二四一年)がつづった日記「明月記」の原本の一部が愛知県碧南市で見つかった。これまで確認されていなかった記述があり、平安末期から鎌倉時代にかけて活躍した歴史的な歌人の横顔がうかがえる。 明月記は定家が十八歳から七十四歳までの日記で、宮廷の社会や文化、所感を記した。冷泉家時雨亭文庫(京都市)が原本の大部分を所蔵し、二〇〇〇年に国宝に指定された。原本から離された断簡(断片)が各地に伝わり、山形、島根各県では県指定文化財となっている。 見つかった断簡は、一四年に碧南市藤井達吉現代美術館に寄贈された「石川三碧(さんぺき)コレクション」に含まれていた。同市浜寺町でみりん醸造「九重味淋(みりん)」を営む石川家の二十五代、三碧(一八四四~一九二三年)が収集した掛け軸や屏風(びょうぶ)など約百点の総称で、寄贈前は江戸時代に建てられた蔵で保
ちくま学芸文庫『藤原定家全歌集 上・下』の校訂・訳を手がけた久保田淳氏が全歌集ならではの面白みに触れられた一文をPR誌『ちくま』9月号より転載します。 藤原定家の名とともに多くの人々が直ちに思い出す歌はどれだろうか。百人一首のかるたで聞きなれた「こぬ人をまつほのうらのゆふなぎにやくやもしほの身もこがれつゝ」だろうか、それとも新古今集の代表歌のように言われる「春の夜の夢のうきはしとだえして峯にわかるゝよこぐものそら」だろうか。この集には三夕の歌の一つとされる彼の「見わたせば花も紅葉もなかりけり浦のとまやの秋の夕暮」もある。 「貫之は下手な歌よみにて古今集はくだらぬ集に有之(これあり)候」(「再び歌よみに与ふる書」)と、和歌の改革をめざして大鉈をふるった正岡子規は、定家についても「こまとめて袖うちはらふかげもなし佐野のわたりの雪の夕暮」と「見わたせば花も紅葉も」などがもてはやされる程度だと評し
1.商用データベース「JapanKnowledge」国史大事典の「古今和歌集」項で、古今集の概要を確認。 同じく、商用データベース「JapanKnowledge」日本大百科全書(ニッポニカ)の「古今和歌集」の項を確認したところ、「諸本」として、「現在広く流布しているのは、藤原定家筆写の系統で(1)貞応(じょうおう)二年本(二条家相伝)、(2)嘉禄(かろく)二年本(冷泉(れいぜい)家相伝)、(3)伊達(だて)家本。と記載があった。 2.『藤原定家-古典書写と本歌取-』 p.63-76「3.藤原定家の古典書写-嘉禄二年本『古今集』の場合」章末にある注2において、現存する定家自筆本は嘉禄二年本「古今集」と伊達家旧蔵無年号本の二点だけである」と記述あり。 また、p.94-112「5.藤原定家の用字小考-自筆本『古今集』における掛詞-」の章末にある注20において、伊達家旧蔵無年号本については「右筆の
林原美術館の所蔵品から見つかった、鎌倉時代の歌人藤原定家の日記「明月記」の原本の6行 林原美術館(岡山市)は22日、所蔵品から、鎌倉時代の歌人藤原定家の日記「明月記」(国宝)の原本の6行が見つかったと発表した。これまで知られていなかった部分で、定家が息子の為家と再建された京都御所の閑院殿という建物を訪れたとの内容だった。 昨年3月から東京大史料編纂所のチームが調査し、同所の藤原重雄助教は「定家の動向が明らかになり意義がある」と話している。 調査したのは「日本古筆手鑑」という史料。巻物や本から切り取られた一部を243点集めたもので、主に鑑賞用という。原本の一部は縦29・2センチ、横10・3センチ。筆跡などから定家自筆と判断した。
こんなに先を読みすすむのが惜しく、できるかぎり淡々とゆっくりと味わいたのしみたいと感じた本にめぐり会ったのは久々のことだった。「惜読」などという言葉はないだろうが、そういう気分の本だ。どうしたらゆっくり読めるだろうかと懸念したくらいに、丹念で高潔だ。 だから本書の紹介にはあまり言葉をつかいたくない。中身といっても、堀田善衞がただひたすら定家の『明月記』を順に読んでいるだけなのだが、それが深くて、すごい。なるほど古典を読むとはこういうことか、古典を読んだことを綴るとはこういうことかという感慨ばかりがひたひたと迫ってくる。 読めば読むほど、藤原文化の歴史のその日その日に入っていける。その日々の傍らに入っていける。こういう方法があったのかとただ感心して呆れるばかりだが、それがあったのだ。それはまた定家の『明月記』の方法でもあった。大原三寂(大原に隠棲した寂念・寂超・寂然の3兄弟)に会いたいなら、
◇都内で確認、専門家「重要文化財クラスの一級資料」 平安時代末期〜鎌倉時代初めの歌人、藤原俊成の90歳の祝いの歌会の様子を、息子で新古今和歌集編者の定家と、その息子の為家が記録した自筆原本が4日、東京都内で確認された。この記録の原本が表に出たのは初めて。定家・為家父子の肉筆が並ぶのは極めて珍しいといい、専門家は「重要文化財クラスの一級資料」と評価している。 歌会は建仁3(1203)年、後鳥羽上皇が開いた。和紙5枚を継いだ巻物で縦約30センチ、横約2.5メートル。江戸時代前期に表装されたとみられる。20首以上の歌を、歌人で能筆家としても知られる為家が記した。さらに末尾には定家が、参加者の名前と「若草」「納涼」「紅葉」「雪」などの歌題を加筆している。 また、定家の加筆部分は、もともと4枚目の裏に書かれていたものが後にはがされ、継ぎ足されたとみられ、紙にしみた墨が「鏡文字」として残っている
【文学部・文学研究科 & ANZ文学会 共催シンポジウム】「Katherine Mansfield 没後100周年記念 —ニュージーランドからヨーロッパへ」
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