紹介 1899 年に日本で初めて登場した食堂車は、太平洋戦争前後の時期を除いて、一世紀以上にわたってのべ100万人に達する就労者によって支えられ、長距離移動をより快適にするサービスを旅行者へ提供してきた。本書は、日本国有鉄道に勤務し27年間列車食堂営業に携わった著者が、自身の体験と収集した資料や文献をもとに記述した列車食堂営業史。 かわぐち つとむ (カワグチ ツトム) (著/文) 1931年浜松市生まれ。1955年駒沢大学卒業、日本国有鉄道に入職。主として食堂車を初めとし、関連事業管理・開発部門に従事。1987年に退職。鉄道ジャーナル、旅と鉄道などの鉄道誌、中部日本新聞、タウン誌にいがたなどに旅や駅弁、花、食堂車について執筆する。