本書は、50人のデザイナーから生まれた50脚の名作椅子を紹介した究極の椅子カタログだ。チャールズ&レイ・イームズの“イームズプライウッドチェア”、アルネ・ヤコブセンの“アリンコチェア”、ハンス・J・ウェグナーの“Yチェア”に、ル・コルビジェの“LC2”、柳宗理氏の“バタフライスツール”など……。 そのデザイナーにとってターニングポイントになったと思われる椅子を厳選し、椅子のデザインに関する解説はもちろん、デザイナーの出自や交友関係、その椅子が生まれた時代背景などにも着目して、椅子にまつわる物語のすべてを解説。50脚の椅子は発売された順番に収録されているので、最初から読み進めることで、椅子およびデザインの歴史を辿ることも出来るようになっている。 建築家・デザイナーの名言集や、椅子にまつわる用語集、名作椅子が生まれる現場を訪ねるコラムなども掲載し、名だたるデザイナー達が椅子にかけた想いが熱く伝