2015年度は、表紙連載で『ふらんす』90年の歴史を振り返ってくださった倉方健作さんが、2016年度は101年目を迎える白水社のフランス語の語学書の歴史に切り込みます。
超大型無駄企画キター━(^∀^;)━ 「癒し」をCDに求めて ~癒しCD・風景音CDレビュー~ このサイトは,短波ラジオに関する情報がメインでして,このコーナーはそれと関係があるのかは,さすがにやってる本人もギモンです。(^^;) ただ,Sublime FrequenciesのCD(別項参照)のように,ラジオの音そのものをサウンドスケープとして捉える視点もありますし,ラジオ同様ゆるゆると耳を傾けるもの,てなつながりということにしておきましょう。^^;A この手のCDはひたすら地味なもので,これといった決定的名盤があるわけでもありません。そのかわり,人知れず中古CD屋に500円以下でごっそりあったりします。(^^;) かようなものですが,これらCDの録音技術,音響の質は非常に高いです。電子音響作品としての完成度の高さを感じるものさえあります。 そんな労作を埋もれさせるのももったいない,という
JR京葉線と東京臨海高速鉄道りんかい線の相互直通運転を実現させようと、超党派の県議十九人による議員連盟(会長・佐野彰県議)が発足した。二〇二〇年東京五輪・パラリンピックを見据え、沿線自治体などの活動を後押しする狙いだ。 (村上豊) 両線は、線路はつながっっているが、直通運転はされておらず、利用者は新木場駅で改札を出て乗り換える必要がある。相互直通運転が実現すれば乗り換え時間が短縮され、千葉から通勤などで渋谷や新宿に行く場合、都心から東京ディズニーランドや房総半島への観光で、それぞれ利便性が高まる。 東京大会でフェンシングなどの競技会場となる幕張メッセは京葉線海浜幕張駅近くにある。りんかい線沿いには大会時に国際放送センターが置かれる東京ビッグサイトのほか、バレーボールや水泳、テニス、体操などの競技会場が集中。相互直通運転により、外国人観光客や大会関係者はスムーズに移動できる。
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています かつて週刊少年マガジンで連載され、日本中の子どもたちを騒がせた漫画「MMR マガジンミステリー調査班」(石垣ゆうき)。その最新刊となる「新生MMR 迫りくる人類滅亡3大危機(トリプルクライシス)!!」が来る3月17日に発売されます。 今でこそ「な、なんだってー!」のアスキーアートをはじめ、すっかりネタ化されている「MMR」ですが、連載当時は編集部の電話が鳴りっぱなしになるほどの反響があり、本気で怖がる子どもたちが後を絶たなかったそう。伝説の漫画はどのように生まれ、どのように作られていたのか。数々のトンデモエピソードや学説はどこまで本当だったのか、当時の担当編集であり、「MMR隊員」として実名で作品にも登場していた、タナカ・イケダ・トマル隊員に、連載当時の裏側を語っていただきました。 左から順に、タナカ隊員、イケダ隊員、トマル隊員。キ
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 前編に続き、「MMR マガジンミステリー調査班」(石垣ゆうき)に関わった、タナカ隊員、イケダ隊員、トマル隊員にお話をうかがっています。レジデント・オブ・サン(太陽の住人)やキバヤシ伝説の名ゼリフはいかにして生まれたのか。1999年をMMRメンバーはどんな心境で迎えていたのか。そしてインタビューの最後には思いがけない「復活予告」も……。 前編から引き続き、タナカ隊員(左)、イケダ隊員(中央)、トマル隊員(右)にお話をうかがいました 「MMR」にストップをかける役割のレジデント・オブ・サン ―― MMR海外隊員のチャーリーって本当はいなかったんですか? イケダ 海外の情報を出すための位置づけですね。「X-ファイル」を見ても分かるように、海外にも超常現象オタクがたくさんいらっしゃる。そういう人たちの発言を一括りにするキャラがチャーリーだっ
モスクワのレーニン廟には、レーニンのミイラというか防腐死体があるのはもちろん有名な話だ。通常、それはソ連(およびその他)の社会主義が個人崇拝に堕した明白な印として嘲笑されることが多い(ベトナムのホーチミン廟と同じで)。そして、それ自体はまちがいないことだ。 でもその一方で、そこにはもっとずっとおっかない発想があったというのを今日初めて知った。レーニンの遺体保存を主張した葬儀委員レオニード・クラーシンは、ソヴィエト科学がいずれ死者を復活させられると本気で信じていて、そのために死体保存をすべきだと主張していたんだと。そしてレーニン廟は、それを実現するためにアレクセイ・シューセフが設計したもの。シューセフはロシア未来派の一人だったんだけれど、死者復活に備えてかれは、レーニン廟をタイムマシンとして設計したんだと。 その設計の基本的なアイデアの根底にあったのは、かのロシア未来派のマレヴィッチの思想。
こんにちは! それどこ編集部です。今年も毎日汗だくになる季節がやってきましたね。 そんな夏だからこそ飲みたくなる飲み物と言えば……そう、ビールですよね! というわけで、今回は各界でご活躍のビール好きの方々に、それぞれ「この夏、飲みたい珠玉の1本」をテーマに、おすすめのビールを選んでいただきました。選者の方は、こちら。 どの方も仕事でプライベートで、さまざまなスタイルのビールを飲んでこられた方ばかり! 1日中飲んでいられると噂のIPAから、発酵食品であることを強く感じさせる国産ビールまで、バラエティ豊かなラインナップがそろいました。いつもと違うビールを試したいという方、必見の内容になっています。 それでは、暑い夏を楽しく乗り越えるべく、「それどこ夏のビール大賞」スタートです! 富江弘幸が選んだのは、「オールデイIPA」 三代目悪人が選んだのは、「宮崎日向夏ラガー」 DAIKIが選んだのは、「
週プレNEWS TOPニュースエンタメKIRINJIメジャーデビュー20周年! 日本が誇る天才ポップス職人・堀込高樹が語る変化「何かにつけて、深刻ぶらなくなりました」 メジャーデビュー20周年を迎えたKIRINJIのリーダー・堀込高樹 今年でメジャーデビュー20周年を迎えた、KIRINJIが13枚目となるアルバム『愛をあるだけ、すべて』を6月にリリースした。 近年のダンスミュージックやヒップホップを意識しつつ、生楽器と電子楽器を駆使し、力強いビートで作り上げた良質なポップスアルバムだ。特にセンチメンタルなメロディに乗って、大人の日常を優しく包み込むように歌い上げるヴォーカルは涙腺崩壊必至! そこでリーダーの堀込高樹を直撃。最新アルバムの制作秘話や20周年に至る心境を語ってもらった。 ―新作『愛をあるだけ、すべて』、とても素晴らしいアルバムです。毎日欠かさずに聴いてますよ! 堀込 そうですか
東京メトロ有楽町線から分岐する「支線」の構想が本格的に動き出す見込みになりました。この支線が開業すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。 周辺路線の利用者にもメリットが 東京で新しい地下鉄の構想が本格的に動き出します。東京都は2018年6月、江東区内の豊洲~住吉間5.2km(建設キロは4.8km)を結ぶ有楽町線の「支線」について、2018年度中にも事業計画を取りまとめる方針を固めました。 拡大画像 有楽町線の新木場車両基地(2016年9月、草町義和撮影)。 東京メトロが運営する有楽町線は、埼玉県の和光市駅から東京都心の池袋、飯田橋、有楽町、豊洲などを経て江東区の新木場駅に至る、全長28.3kmの地下鉄です。一方、支線は豊洲駅で分岐して北上し、東西線の東陽町駅などを経て半蔵門線の住吉駅に接続。半蔵門線の押上方面に直通する列車も運転できるようになります。 江東区は東京メトロ東西線や都営新
長岡市の中心部と日本海側の寺泊を結んでいた越後交通長岡線。廃止から10年以上経過していた時点でもレールや架線柱などの施設が放置されていました。 レールや架線柱は廃止時のまま 拡大画像 越後交通長岡線の越後大津駅跡。ホームは床を支える柱だけが残っていたが、枕木やレール、架線柱はほぼそのまま放置されていた(1989年3月、草町義和撮影)。 越後交通栃尾線の跡地を全線踏破してから4年後。国鉄がJRに変わり、昭和も平成に変わった1989(平成元)年3月、久しぶりに廃線跡の全線踏破を敢行しました。栃尾線と同じ、越後交通が経営する長岡線です。 長岡線は、信越本線の来迎寺駅から越後平野の田園地帯を貫いて、日本海に面した寺泊駅に至る、全長約29kmの鉄道路線でした。 旅客輸送は栃尾線と同じ1975(昭和50)年までに全線廃止されましたが、1989(平成元)年当時は来迎寺~西長岡~越後関原間の約12kmのみ
本プロジェクトについて 本プロジェクトは、城郭考古学の観点を奈良大学文学部 千田嘉博教授、美術史学の観点を徳川美術館、絵画技法の観点を東京藝術大学からそれぞれ監修を得て推進しています。「大坂冬の陣図屏風」は模本と考えられており、色指示が細かく記載されていることで原本の姿を伺い知ることができます。そこに、記載されている色指示を読み解き、「大坂冬の陣図屏風」の彩色をデジタル技術によって蘇らせ、金箔や金銀泥を用いて仕上げることで屏風として復元することを目指します。 「大坂冬の陣図屏風」について 「大坂冬の陣図屏風」は、慶長19年(1614年)の徳川幕府と豊臣家との間で行われた合戦、大坂冬の陣を描いたものです。原本の所在は不明で、東京国立博物館が所蔵する本屏風が唯一その戦いの様子を詳細に現在に伝えています。屏風には、大坂冬の陣の陣立てや豊臣期の大坂城および戦場の様子が詳細に描かれており、歴史資料と
町内会が主催し、毎回何十人もの参加者があるという、全国的にも有名な認知症カフェ「土橋カフェ」について調べているうちに、この本と出会いました。 小倉美惠子著『オオカミの護符』新潮社 ※画像をクリックするとAmazonのページに飛びます 本書は「講」について書かれたドキュメンタリーです。「講」とは、かつて日本の津々浦々に存在した宗教結社のことで、大規模なものとしては各地に富士塚を残した「富士講」、爆発的なお蔭参りブームを生み出した「伊勢講」、夜通し行われた「庚申講」などが知られます。そして本書で取り上げられるのは奥多摩の御岳山を信仰の対象とする「御嶽講」です。 著者である小倉美惠子は、川崎の旧家である自身の実家に貼られていた「犬」の絵の呪符に関心を持ち、調査をはじめました。そしてその謎の呪符が「御嶽講」と関係があることがわかると、小倉はいまだに集落で続いていた講の場に動画のカメラを携えて列席し
今年の4月から、全国の公立小学校で、道徳の「教科化」がスタートしました。教えられるのはどんな内容なのか、「教科化」によって授業はどう変わり、子どもたちにどんな影響を与えるのか、そして現場の教員たちは、この変化をどう受け止めているのか──。現役の公立小学校教員で、「道徳の教科化を考える会」代表の宮澤弘道さんにお話をうかがいました。 「教科化」で道徳の授業はどう変わったか ──今年度から全国の公立小学校で、道徳の「教科化」がスタートしました(来年度からは中学校でも開始予定)。小学校の教員である宮澤さんは、「道徳の教科化を考える会」を立ち上げて活動されていますが、どういった経緯で始まった会なのですか。 宮澤 道徳の教科化が決まったときに、教員同士の集まりでその話題を出したことがきっかけでした。若手の教員に「えっ、道徳って今、教科じゃないんですか」と言われて、「その程度の認知度なのか」と驚いたんで
→紀伊國屋書店で購入 意外なことに、この二年間にポール・ヴァレリーの本が六冊出版されている。 まず、2003年12月に精神医学者の中井久夫氏訳の『若きパルク/魅惑』(みすず書房)の増補新版が出た。2004年には清水徹氏による『ムッシュー・テスト』(岩波文庫)の新訳、やはり清水氏による評伝『ヴァレリーの肖像』と、新しい世代の研究者、田上竜也氏と森本淳生氏が未発表原稿を編集・翻訳した『未完のヴァレリー』が出版された。今年2005年には東宏治氏と松田浩則氏の共編になる『ヴァレリー・セレクション』が上下二巻本で出て、「方法的制覇」や「精神の危機」、「『パンセ』の一句をめぐる変奏」が手軽に読めるようになった。 二年間でたった六冊ではないかという人がいるかもしれないが、出版事情の厳しい今、六〇年も前に亡くなった異国の詩人の本がたてつづけに出るのは、やはり異例のことと言ってよいだろう。 ヴァレリーの本が
→紀伊國屋書店で購入 精神医学者の中井久夫はエッセイの名手であり、詩の翻訳でも知られている。『現代ギリシャ詩選』と『括弧――リッツォス詩集』は名訳の誉れ高く、『カヴァフィス全詩集』は1989年度の読売文学賞を受賞している。 中井は1995年にポール・ヴァレリーの『若きパルク』と『魅惑』を一冊にまとめて刊行したが、大判の豪華本だったために、少数の読者にしか届かなかった。しかし、一昨年、『若きパルク/魅惑 改訂普及版』として増補され、もとめやすい価格で再刊された。最初の本は重くて読みにくかったが、改訂普及版は普通の大きさで、読みやすい。 本文には手をいれなかったということであるが、途中の版から『旧詩帖』に移された「セミラミスのアリア」がくわえられている。残念なことに、『若いパルク』の二つの草稿は削られたが、注釈はかなり増補されている。 『若きパルク』は20年以上、文壇から遠ざかっていたヴァレリ
■看護できない患者はいない 中井先生との出会い ──中井先生は,このたび『看護のための精神医学』(医学書院)を出版されました。この本は,かつて『系統看護学講座・成人看護学・精神疾患患者の看護』(1984-1992,医学書院)に書かれたものが基になっており,同書は諸般の事情から絶版となっていますが,その内容を知っている方の間では「幻の名著」とまで言われておりました。 今回発刊された『看護のための精神医学』,はこの「幻の名著」を基にして,さらにその2倍以上の新記述を加えて構成されています。 そこで本日は,この本に書かれている中井先生の発想が,看護あるいは看護教育にどのような形で活かせるのか,といった点についてお話しいただけたらと思います。 そもそもこの企画は,本日ご出席をお願いしている宮本先生に「かつて素晴らしい精神科看護の教科書があった」とお聞きしたことがきっかけでした。まずお二人の先生方と
事実上ブログを休止していた前の出来事になるのか、目黒での女児虐待死事件はあまりに痛ましく、というか、自分のトラウマのスイッチを押してパニックになりそうなくらいだった。ブロガーとしておよそ何か言及できるもんじゃないなと思っていた。ちょっと誇張するけど、ブログ休んでいるとこの問題について書かなくて楽、という感じもしていた。あれから、三ヶ月ほどたち、世相の話題からもあらかた消えたかにも見えるが、自分の心はというと、あまり変わらない。ただ、少し間接的に触れてみたいことがある。 そういう思いがしたのは、イミダスというサイトの「女児虐待死事件から感じた危険な空気」(参照)というコラムを読んだことからだった。冒頭、ああ、それな、と思ったのだった。 2018年3月に東京・目黒で起きた女児虐待死事件。児童相談所が関与していたにも関わらず、5歳の少女の命を守れなかったこの事件を受けて、児童相談所の虐待情報を警
精神科医の中井久夫さんの『西欧精神医学背景史』を読みました。この本はの内容は、ほとんどそっくりそのまま同じ著者の『分裂病と人類』にもおさめられています。後者には他にも「分裂病と人類」「執着気質の歴史的背景」という論文が収められ、それらがおもしろかったので「西欧精神医学背景史」も読んでみました。 この単独の『西欧精神医学背景史』は、『分裂病と人類』所収の「西欧精神医学背景史」に詳細な脚注・参考文献を施したもので、後で独立した本として出版されたものです。 「分裂病と人類」「執着気質の歴史的背景」で著者は、人類の精神構造を読み解く概念として「分裂的気質」「執着気質」「ピューリタニズム」「職人根性」などを挙げていました。 「分裂気質」は狩猟採集社会で見られ、執着気質は日本の近世に顕著な労働倫理です。「ピューリタニズム」は著者には「分裂気質」に近いものとしてとらえられており、「職人根性」は「執着気質
1934年奈良県生まれ。京都大学医学部卒業。神戸大学名誉教授。精神科医。文化功労者(2013年度)。2022年8月逝去。著書『中井久夫著作集——精神医学の経験』全6巻別巻2(岩崎学術出版社1984-91)『分裂病と人類』(東京大学出版会1982、2013)『精神科治療の覚書』(日本評論社1982、2014)『治療文化論』(岩波書店1990)『こんなとき私はどうしてきたか』(医学書院2007)『私の日本語雑記』(岩波書店2010)『日本の医者』(日本評論社2010)ほか。みすず書房からは『記憶の肖像』(1992)『家族の深淵』(1995、第50回毎日出版文化賞受賞)『アリアドネからの糸』(1997)『最終講義——分裂病私見』(1998)『西欧精神医学背景史』(1999、2015)『清陰星雨』(2002)『徴候・記憶・外傷』(2004)『時のしずく』(2005)『関与と観察』(2005)『樹を
http://d.hatena.ne.jp/morningrain/20090826/p1で紹介した『精神科医がものを書くとき』の続編と言っていいのがこの本。もともと、文庫になる前は『精神科医がものを書くとき』という1、2巻の単行本だったのですが、それが文庫化に際して再構成されて違うタイト類の2冊として刊行されたのです。 解説ではこちらは「どちらかといえば軟」に当たる文章が集められていると書いてあります。確かに、旅行記や回想、文明論、死生観、昆虫についてのアンケートへの答え(!)、そしてギリシア現代詩についての文章など、精神医学以外の文章が多くおさめられているのがこの本の特徴。 ただ、精神医学についても短いながら非常に内容の濃い文章がおさめられているので、『精神科医がものを書くとき』を興味深く読んだ人はぜひこちらの本も読むべきでしょうし、精神医学の難しい話には興味はないが、阪神淡路大震災な
●昨日泊めてもらった吉尾さんから聞いた話のメモ。この話は前にも一度聞いたことがあるのだが、細かいところは忘れてしまっていたので、忘れないうちに書いておく。 吉尾さんが新入社員にいつも言うという言葉。「クリエイターに必要なのは、UFOとパンチラと幽霊だ」UFOとは、超越性への指向であり、高みを見上げる姿勢で、パンチラとは、時間的にも空間的にも、目の前にある(直近の未来の予測まで含む)現在への洞察力であり、そのなかで好機(パンチラ)を見逃さない俊敏さのことで、幽霊とは、背後にあるもので、自分の経験、そしてそこにとどまらずジャンルや世界の時間的な蓄積のなかから生まれる想像力のことだ、と。だからこれは、未来・現在・過去と言い換えることが出来るし、または、信仰・運動神経(動体視力)・時間的蓄積と言い換えることもできる。しかし、これは、たんにそれらの面白おかしい言い換えという以上のものがあるように思う
先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日本もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、
人は他者と意志の伝達をはかれる限りにおいてしか自分自身とも通じ合うことができない。それは他者と意志の伝達をはかるときと同じ手段によってしか自らとも通じ合えないということである。 かれは、わたしがひとまず「他者」と呼ぶところのものを中継にしてーー自分自身に語りかけることを覚えたのだ。 自分と自分との間をとりもつもの、それは「他者」である。 (ポール・ヴァレリー『カイエ』二三・七九〇 ― 九一、恒川邦夫訳、「現代詩手帖」九、一九七九年) 訳者によれば、この手段は「言語」であるそうだが、ヴァレリーがそう考えていたにせよ、それは言語に限ったことではないと考えてもよさそうである。私は、このアフォリズムを広く解して「私が自分と折り合いをつけられる尺度は私が他者と折り合いをつけられる、その程度である」というふうにした。 こういう眼で人をみているとなかなか面白い。ひとが自分とどれほど折り合いをつけているか
世の読書人の中には、十代の頃に膨大な量の本を読み、学び、考え、人格を作り上げるが、二十代位でそのことに飽き足らなさを感じ始め、生活しながら生身の人々と接することから、人間性や世界についての思考を深める、というタイプの人がいる。 その「考える人」としての生態は、港湾で労働をしたり、ホテルマンになったり、タクシードライバーになったりと様々であろうし、ホーキング青山の本のタイトルのように「考える障害者」も多く存在するのだろうが、市井に棲み仕事をしつつ自らの思想を築き上げるといった人間が比較的見つかりやすい場所の一つに精神科の現場がある、と私は思う。 日本の精神科医や心理学者のうちに、そういった「世に棲む思想家たち」を見出したのが、本書『こころの病に挑んだ知の巨人』である。本を読むように人の心を読むことに打ち込んだ人たちについて書かれた書物だと言える。 本書については、まず、序章と終章を先に読んで
時間を操る特殊能力を保持するピンク色の謎生物“モグタン”(CV・津賀有子)と、好奇心旺盛な“お姉さん”(演・岡 まゆみ)が、様々な“はじめて”を探して時空を超えて古今東西を旅する実写 + アニメーションのハイブリッド番組「まんがはじめて物語」が、1978年の放送開始から40周年。これを記念して、初のDVD化となる『DVD-BOX』(10,000円 + 税)が発売されます。「セブンネットショッピング」では一般発売(発売日未定)に先駆け、9月28日(金)より先行販売。予約の受付がスタートしています。 同作にはシリーズを通して放送された全305話から、選りすぐりの15話26エピソードを3ディスクに収録。放送中に厚生省“中央児童福祉審議会推薦番組”に認定され、文化庁“こども向けテレビ用優秀映画賞”も受賞したハイクオリティながらも、破天荒な展開で大人も子供も虜にした伝説的プログラムが、当時のままに蘇
2018年7月3日 17時53分 by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 地球から370光年離れたところで誕生する瞬間の星の撮影に成功した チリのパラナル天文台に建設された望遠鏡4台の「超巨大望遠鏡VLT」が捉えた リング状に分布する「ちり」の中心の球状エリアが、新しい星になるという 口径8.2mという大きな望遠鏡を4台組み合わせて観測を行う超大型望遠鏡VLTが、地球から370光年離れたところで誕生しようとしている星「PDS 70b」の原始の姿を捉えることに成功しました。 First Confirmed Image of Newborn Planet Caught with ESO’s VLT | ESO https://www.eso.org/public/news/eso1821/ この画像は、ヨーロッパ南天天文台(ESO)がチリ・パラナル天文台に建設した、口径8.2mの望遠鏡
▲SNSで「あの小さなクルマはなに?」と話題騒然。その正体は? いらっしゃいませ。 旅するライター、吉村智樹です。 おおよそ週イチ連載「特ダネさがし旅」。 特ダネを探し求め、私が全国をめぐります。 ■SNSで目撃報告続出! あれはなんだ! 謎の激小ミニカー 「とても小さくてかわいい車が街を走っている」。 昨年あたりからTwitterをはじめとしたSNSで、ある車の目撃情報をたびたび目にするようになりました。 ▲TwitterやInstagramなどで目撃情報が多数投稿される。「インスタ映えカー・オブ・ザ・イヤー」だ 投稿された画像を見ると、車体はパナソニックの前身ブランド「ナショナル」(松下電器)時代のデザインが施されています。 しかもその車が目撃される場所の多くが大阪。 パナソニックといえば大阪の門真(かどま)市に拠点を置く電機メーカー。 今年3月に創業100周年を迎えたので、僕はてっき
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