千葉県柏市は、市内のマンホール(雨水管)の水位を測定する「管路内水位観測システム」を整備し、管内の水位変化がほぼリアルタイムでスマホやパソコンで見られるサービスを4日、開始した。市民が自ら水害を予測し、自家用車の移動や避難などを判断する材料を提供する。下水道の水位情報を公開するのは県内で初めて。 豪雨で下水道に排水能力を超す水が流れ込むと、地上にあふれて道路冠水や家屋浸水などの被害を引き起こす。市内では2020年8月、ゲリラ豪雨で柏駅前で軒上・軒下浸水が発生。これを受けて観測システムを導入した。