坊っちゃん タダだったので懐かしく読んだ。 小さい頃、学校がらみで読んだ記憶があったのだが、久しぶりに読むとなんか滅法面白かったので感想を書く。 さすがにネタバレに文句言う人はいないだろが、以後ネタバレバリバリで。 ■感想 さすがの文豪の有名作品だけあって、キャラクターが立ちまくっている。 テンポの良い主人公の独白でぐいぐい進めていく。無鉄砲で向こう見ずなキャラ描写ばかりが続く。 そこの面白さだけでグイグイひっぱる。 帰任してそうそう辞意を表明あたり、相当にグっとくる。 しかし、物語の構造で考えた場合、かなりバランスが悪い気もする。(文豪に突っ込みいれるのもほんとナニだ) A, 坊ちゃんの人となりと先生になる経緯 B. 学校の先生として田舎へ帰任 C. 学校の人間関係にブチ切れる D. エピローグ みたいな感じか。 実際のところ、主人公は何も為していない。 物語の基本として、最初と最後で何
個人でも簡単に出版できると話題のKindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)。しかし、実際に作業してみると、そこにはトラップもあり、あまり知られていないノウハウもある。これは、KDPという肥沃な大地につながる荒野を熱意と知恵で乗り越えていく冒険の軌跡である。 以前、KindleやKoboへ個人作品を連携配信できるパブーのプロ版についてレポートした。外部ストア連携では、配信開始時期やデータの差し替え、売れた冊数が把握できるまでに時間が掛かるという課題を挙げた。こうした点は、著者自身がKindle ダイレクト・パブリッシング(以下、KDP)で出版することで、その多くは解消できる。 しかし、実際に自分でやってみると、さかんに喧伝されているほど簡単ではないことを嫌というほど思い知らされる。そこで、本稿では「制作編」として、配信するデータの作成時に注意したい点や、筆者が作業上つまづいた点をレポ
今回は趣向を変えまして、「すでに物語は出つくしている」という説を考えてみたいと思います。残念ながら、書物による調査は失敗しました。これはネットを調べた推論です。 オンライン作家なんてやっていると、必ず出くわすのが次の説です。 「物語なんていうものはとっくに出つくしている。あらゆる物語はシェイクスピアによって36通りに分類された」 この説は、新しい物語なんて存在せず、そんなものを考えるのは無意味だ、といった文脈で使われることが多いようです。 しかしこれは、本当なんでしょうか? ●「物語」とは何か? 36通りについて調べる前に、「物語」とは何なのか定義しておく必要があります。 クセジュ文庫で「物語論」という本がありまして、著者のジャン・ミシェル・アダンは六つの構成要素を挙げています。そのうちの一つ、恐らくもっとも重要なのが、サルトルが定義した「因果関係」です。 手もとにある「ハリウッド脚本術」
ものを書く人は自由人である(少なくともそうありたいと思っている)から、 これは書くことがとことん苦手な人のために書いた文章です→小学生から大人まで使える素敵な方法 読書猿Classic: between / beyond readers のような型(かた)の話をすると結構反発を食らう。 すでに書いている人たち向けに書かれたものでは、たとえば 書きなぐれ、そのあとレヴィ=ストロースのように推敲しよう/書き物をしていて煮詰まっている人へ 読書猿Classic: between / beyond readers のような記事がある。 しかしレヴィ・ストロースのようにはできないという声も寄せられる。 何より、立ち止まらず振り返らず、ただ書きなぐっていくのが難しい。 心の隅から湧き上がる自己検閲の声はしばしば、書きなぐる速度よりも速く、我々をつかまえてしまう。 「本当にそうなのか?」 「そう言い切れ
この記事はKindle作家”八幡謙介”さんからゲストポストいただきました こんばんわ、ギター講師兼作家の八幡謙介です。 今回は、小説の中で人物や設定の「説明」を回避し、その説明すべき情報を自然に物語の中に組み込む方法をお話ししたいと思います。 説明セリフや解説の文章は書き手としてはラクなのでつい使いがちですが、ここを意識して改善するだけで読者がスムーズに物語の世界に入れるようになります。そこで使えるテクニックとして主にキャラを使った描写の仕方について説明していきます。 こちらもどうぞ:長編小説にありがちな「この人誰だっけ?」を防ぐ。キャラクターに個性を生み出すプロの書き方 「説明」を避けるべき理由 小説では、できるだけ「説明」を避けるべきだとされています。なぜでしょうか? 「説明」だとイメージが湧かないからです。また、「説明」のために地の文が続くことで、物語が停滞し、読者が興味を失ってしま
最近気づいたが…フォローされた人のpixivを見るのが楽しい その人の絵の持ち味を引き立てるような視点、フェチズムの一致などがあると楽しいし、タメになる助言・提言ができると達成感があるので、積極的に絵師さん・ブロガーさんをフォローしてる訳です。 三沢文也 @tm2501 @oNLyos フォロー感謝です。ついでにpixivで作品を見せてもらいました。「触りたくなる太ももを書く人」だと思いました。画力うんぬんではなく、「エロに自分の好きを持ってる人」だとお見受けして、とても共感しました。視姦したくなるリアル女子を見るようなムッチリ感が好きです 2013-05-12 10:56:10 三沢文也 @tm2501 個人的に、フォローしてくれた人のpixivを見るのが好き。人の晩ご飯に押し入る感じがして好き。レストランだけが料理を作らないように、家庭料理ゆえの「臭さ」「不揃い感」がかえって手作りっぽ
ArtOfWordsとは 小説を書くための執筆用エディターツールです。 小説に必要な登場人物・アイテム・シーンといった設定をまとめて保持することができます。 動作環境 .Net Framework3.5 SP1が必要です。 こちらから 基本的に【Windows7、 Windows8】で動作確認をしていますが、Windows XP, Windows Vistaでも動くと思います。 よくわからなければ、上のリンクのソフトをインストールして、ArtOfWordsを動かしてみて起動したら大丈夫です。 ダウンロード 2.0.0が最新版です。 ここからダウンロード(.exe) おことわり ArtOfWordsはフリーウェアです。 がんばって開発してますがバグや不自然な動きはあるかもしれません。 バックアップはこまめにとってデータ消失があっても死なないようにしてください。 「フリーウェアだから仕方ないよ
文章を書くという仕事は、ゼロを1にする作業だと思われがちだ。 小説や脚本、ゲームシナリオなどの創造的な文章ならばなおさらだ。しかし実際には、文章を書くというのは100を1にする作業だ。文章を書けるかどうかは、このことに気づけるかどうかだと思う。作家にせよ、ジャーナリストにせよ、それこそアルファブロガーに至るまで、きちんとした文章を書ける人はみんなこのことに気づいている。 狼と香辛料 (電撃文庫) 作者: 支倉凍砂,文倉十出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/02メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 471回この商品を含むブログ (745件) を見る 『狼と香辛料』を書くにあたり、著者の支倉凍砂はかなりの量の文献を読み込んでいたらしい。ライトノベルは、青少年向けの「軽い小説」と見なされることが多い。しかし、そのライトノベルでさえ、メガヒットの裏側にはきちんとした情報収
忙しい人のための要約 以下の5つのパートで文章を構成する。 A.〈はじめ〉 ……内容の紹介・要約 B1.〈なか1〉 ……具体例その1 B2.〈なか2〉 ……具体例その2 C.〈まとめ〉 ……具体例の共通点 D.〈むすび〉 ……上記の共通点の一般化〈としての主張〉 書く順序は次の通り。 1.具体例をあつめる→〈なか1〉〈なか2〉 2.具体例の共通点を書く→〈まとめ〉 3.まとめから言えること(主張〉を書く→〈むすび〉 4.内容を簡単に紹介する入口を書く→〈はじめ〉 (ほかに参考になりそうな記事) ・文章の型稽古→穴埋めすれば誰でも書ける魔法の文章テンプレート 読書猿Classic: between / beyond readers ・物事を論じられるようになるスモール・ステップス→米国の小学生が使う思考ツール 読書猿Classic: between / beyond readers 書くこと
このコピー講座は、2012年11月にスタートアップ企業向けに開催した「WEBこそコピーがたいせつ講座」の抜粋および、2013年2月に岡山広告温泉で話そうと思っていたことのスライドです。Read less
「一般的に言って、僕が考える「これは読まなくていい」という類の解説・評論は、 1.妙に細かいところまで、重箱の隅をほじくるようにして取り上げ、しかも断定的に決めつけているもの。 2.「君ら素人にはわかるまいが、実はこうなんだ」という態度で、見下ろすように書いているもの。 3.やたら引用の多いもの。 4.「これは良い」「これは悪い」ということを、白か黒かであまりにもはっきり決めつけているもの。 5.理解不能な専門用語をしりばめて、いったい何を言っているのかわからないもの。 6.逆にすらすらと、すべてが明快単純に説明されているもの。 7.なんでもかんでも、それにつけても「自説」にあてはめてしまうもの。 8.文章表現が下品なもの。 9.(ほめ方けなし方が)過度に感情的なもの。」 これは、村上春樹が1996年に書いた文章である。 昨今の一部のブログ記事、一部のはてブコメ、一部のツイートなどに、とて
以前も似たようなことを書いた記憶がありますが、ちょっともう一度書かせて下さい。 いわゆる文章力というものには、大雑把に考えると二つの方向性があります。ざっくり「語彙力・表現力」という意味に近いものと、ざっくり「整理力・構成力」という意味に近いものです。 前者は、様々な単語や熟語、レトリックを使いこなして、きらびやかな、豊かな文章を作る能力。 後者は、文章の構造や論点をきちんと整理して、言いたいことを過不足なく、分かりやすく、読む人に伝える能力です。 この二つ、別に相互矛盾するわけではないですし、共存出来ないものでもないんですが、一方に特化すると、もう一方は発揮しにくくなる傾向があります。「表現が豊かで、しかも簡潔で分かりやすい」という文章はなかなか書きにくいんですね。短文であればあるほどそうです。 つまり、「表現力に近い文章力」と「整理力に近い文章力」をいっぺんに身につけるのは、不可能とは
ユーザーに届ける価値を徹底的に追求する マーケティングを提供します © Copyright 2022 バズ部. All rights reserved. WEBマーケティングにおいて、ライティングの技術は必要不可欠だ。 決して大げさではなく、サイトやブログにどれだけ集客出来るかも、ランディングページからどれぐらいの売上をあげられるかも、メールマガジンを使って見込み客をリピート客まで育てられるかどうかまで全てライティングにかかっている。 そこで、本日は、特にブログやサイトに効果的な「読まれる文章」を書くためのライティングの技術を詳しくご紹介する。 この通りに試して頂ければ、下図のように、多くの読者に読んでもらえる記事を書くことができるようになる。 ぜひ、じっくりご覧頂いて、実践してみて欲しい。 また、私たちバズ部は12年で400社以上のメディア支援を行い、 立ち上げから10ヶ月で14.6億円
これであなたも物語を書ける! Pixarが大切にしている22のルール,物語を構成するにあたり、Pixarのストーリーテラーが大切にしているという22のルールを紹介します。みなさんは物語を書いてみたいと思ったことはありますか? 僕は直木賞作家からの教えという記事の中で、かつて短編小説を書いたということをお話ししました。今となってはまったく創作というものを行っていないんですが、なんとなく小説家とか物語を作るということに対して憧れだけは残っています。 今回、ディズニー映画の中でもCGを使って数々の名作を生み出しているPixarという会社のストーリーテラーが大切にしているという、物語を書くための22のルールというのを見つけました。Pixarと言えば、トイストーリーやモンスターズ・インク、ファインディング・ニモなど、人以外のキャラクターが活躍している印象がありますよね。 そこで、こういった物語はどう
ブログや日記、メールなどを作成している際についつい「正しい文章」を書いてしまい、読んでいる人を辟易させたことはありませんか? 日本語が乱れがちな現代社会。 没個性を重んじる風潮が強いこの国において、”この人は正しい日本語が扱えるきっちりした人だ”と言う印象を与えることは、あなたのイメージを損ねる原因となりかねません。 そこで本日は、読んでいて気持ちの悪い「間抜けな文章」を書くために知っておくべき6つのテクニックをご紹介しましょう。 間抜けな文章を書くために では実際に気持ちの悪い文章テクニックと文例を見ていきましょう。 最初に出ている青枠は気持ちの悪い(今回の講座においては正しい)文章、赤枠はきっちりと構成された大変に読み応えのない悪い例です。 1.敬体と常体を入り混ぜましょう。統一性が無くなるからだ。 私は篠崎愛ちゃんが大好きだ。 彼女の豊満な体にばかり目がいきがちですが、注目すべきはそ
以前に、文章トレーニングとして、元の文章の言葉をそのまま使って行う〈縮約〉の話をした。 30日で達人級の実力がつく日本語トレーニング〈縮約〉はこうやる 読書猿Classic: between / beyond readers 今回は、その続きとして、要約の話をする。 日常書かれる実用文のほとんどは、何かの要約であるか、一部に要約を含むものである。 そのため文章を要約する技術は、書き言葉を使った情報伝達に不可欠であり、身につければ今日から役に立つ。 そればかりでない。 要約は、読み書きに関する基礎スキル(必要な情報を探す、異なるソースからの情報を突き合わせる、異同を確認しどの部分についてはどのソースからの情報を選ぶか選択する、趣旨を変えずに同義の言葉に言い換える、要約するなど)のほとんどを含む、ことばのサーキット・トレーニングにもなる。 以下に、母語はもちろん、外国語の読み書きについても、総
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