1998年にヒ素中毒で67人が死傷した和歌山カレー事件で、無実を訴えながら死刑確定した林真須美死刑囚(59)が鑑定医を相手取り、損害賠償請求訴訟を起こしていたことがわかった。訴訟はすでに林死刑囚の敗訴で終結しているが、『週刊ポスト』が訴訟での鑑定医の主張を「虚偽」だと伝えたに等しい報道をしており、不穏な事態となっている。 火種はカレー事件が題材の小説 火種になった小説 林真須美死刑囚に提訴された鑑定医は、井上尚英氏。現在は北九州市の新王子病院でパーキンソン病療育センター長を務めているが、和歌山カレー事件が起きた当時は、九州大学医学部の教授だった。毒物の研究実績があったため、和歌山県警から依頼を受けて捜査に協力。カレー事件の被害者や、事件前に入退院を繰り返していた林死刑囚の知人男性らを診察し、ヒ素中毒だと結論づけた。井上氏は、林死刑囚の裁判にも証人出廷している。 井上氏が林死刑囚から訴えられ
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