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ブックマーク / xtech.nikkei.com (7)

  • ロータリーエンジンの燃焼改善に挑み、地獄の淵を見る

    1984年4月、私は同期のトップを切って課長に昇進し、ロータリーエンジン(RE)の実験をする「第5エンジン実験課」の40人の部下を持つ身になった。排ガスのリコールによる損失は不問にされる一方、排ガス問題の根絶は評価されたようには思えなかった。それにもかかわらず課長になれたのは、何かしら使命感を持って質的な仕事をしている姿が評価されたと思われる。課長就任挨拶を40人の前で行ったとき、彼らの背後に彼らの家族の顔が見えた。彼らの人生と彼らの家族の生活を自分が握っているという思いに緊張感で身が引き締まる思いだった。

    ロータリーエンジンの燃焼改善に挑み、地獄の淵を見る
    gonzales66
    gonzales66 2023/06/23
    “「貴重なお金をどぶに捨てるな!」と言い続けることがREの本質を知る私の責務だと考えている。”
  • BIPROGYの報告書もザルだった、尼崎市「泥酔USB紛失事件」はこれで幕引きか

    いやぁ、こんなこともあるんだな。何の話かと言うと、例の「泥酔USB紛失事件」に関して、この「極言暴論」の記事で兵庫県尼崎市の調査報告書などを痛烈に批判した途端、というか記事を公開した当日(2022年12月12日)に、事件を引き起こしたBIPROGY(旧日ユニシス)側から調査報告書が出たことだ。そのおかげで極めて異例だが、今回の極言暴論で「調査報告書に見る泥酔USB紛失事件」の第2弾を書かなければならなくなった。何せ、書かない選択肢はないからな。 「BIPROGYの報告書が公開される日を知っていて、前回の記事はわざとぶつけたんじゃないのか」という疑惑が一部にあるようなのであらかじめ言っておくが、それはない。公開の日をつかんでいたと言えれば記者としてかっこいいのだが、残念ながら全く知らなかった。前回の記事の執筆を1週間遅らせたのは、その記事中に記した通り、後輩記者の検証記事を先に出すためだ。

    BIPROGYの報告書もザルだった、尼崎市「泥酔USB紛失事件」はこれで幕引きか
  • 全市民46万人の個人情報が流出の危機、 バックアップ用のUSBも同時に紛失

    兵庫県尼崎市は全市民の個人情報が入ったUSBメモリーを一時紛失した。業務再々委託先の社員がデータを無断で持ち出したことがきっかけだった。実はバックアップ用のUSBメモリーも保持し、2同時に紛失していたと判明した。尼崎市はセキュリティーポリシーを定めていたが、全く機能していなかった。委託先を管理できていなかった責任は重く、体制の見直しは待ったなしだ。 全市民の個人情報が入ったUSBメモリーを紛失——。2022年6月、兵庫県尼崎市で前代未聞の事件が発生した。USBメモリー内には全市民約46万人の住民基台帳の情報をはじめ、住民税の情報、非課税世帯等臨時特別給付金の対象世帯の情報、生活保護受給世帯や児童手当受給世帯の口座情報などが含まれていた。その後、USBメモリーは見つかり、同市は「情報が流出した事実は確認できていない」とするが、全市民の個人情報が流出の危機にさらされた。6月23日の公表後、

    全市民46万人の個人情報が流出の危機、 バックアップ用のUSBも同時に紛失
    gonzales66
    gonzales66 2022/08/15
    これだけの情報をひとつに纏めた時点でダメだと思う。個人データのアクセスに対しての管理を放棄している。
  • 一人の技術者がモジュラーデザインを確立した軌跡

    連載趣旨 産業や企業の栄枯盛衰が激しい現代は、技術者にとっても先が読めない時代です。技術開発一筋に生きるのか、管理する側に回るのか、はたまた身に付けた知恵やノウハウを生かして独立するのか――。いずれの道を進むにせよ、否が応でもキャリアというものを考えなければなりません。 モジュラーデザイン(MD)の第一人者である日野三十四氏は、ロータリーエンジンの研究開発技術者としてキャリアをスタートし、技術情報管理や技術標準化に職務をシフトしてMDの研究に従事した後、MDのコンサルタントとして独立しました。キャリアの転機に何が起こり、同氏はどう考えたのか、半生を振り返っていただきました。 日野三十四氏は2017年6月にご逝去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。 マツダに30年以上勤務し、技術情報管理や技術標準化を推進後、2000年に経営コンサルタントとして独立。韓国の世界的電機メーカーを皮切りに

    一人の技術者がモジュラーデザインを確立した軌跡
  • 夏暑くて冬寒いニッポンの家、まず勘違いを解け

    世には質から外れた「なんちゃって省エネ住宅」が少なくありません。住まい手とつくり手の双方が不幸に陥らないよう、正しい知識に基づいた家づくりが求められています。この分野で数多くの実績がある松尾設計室(兵庫県明石市)の松尾和也さんが、「なんちゃって」を脱するための連載を始めます。初回は、よくある勘違いを解きほぐします。(編集部)

    夏暑くて冬寒いニッポンの家、まず勘違いを解け
  • メルトダウンを防げなかった本当の理由 - 産業動向 - Tech-On!

    福島第一原子力発電所事故の質を探るという目的でFUKUSHIMAプロジェクト(http://f-pj.org/)を立ち上げたのは、2011年4月のことだった。賛同者から寄付金を募り、それを資金に事故の検証を進め、その結果を書籍というかたちで公表するという枠組みである。この活動の一環として、5月には、日経エレクトロニクス5月16日号で『福島原発事故の質 「技術経営のミス」は、なぜ起きた』と題する論文を発表し、そのダイジェスト版ともいえる記事を日経ビジネスオンラインで公開した。 ここで私が主張したのは、電源喪失後も一定時間は原子炉が「制御可能」な状況にあったこと、その時間内に海水注入の決断を下していれば引き続き原子炉は制御可能な状態に置かれ、今回のような大惨事は回避できた可能性が高いことである。つまり、事故の質は、天災によって原子力発電所がダメージを受けてしまったという「技術の問題」では

    メルトダウンを防げなかった本当の理由 - 産業動向 - Tech-On!
  • 本当に「いす」がなかった,キヤノン電子のオフィス

    先日,キヤノン電子の酒巻久社長に,桜が満開となっていた同社の秩父工場(写真1)を案内していただいた。酒巻社長は『椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる!』(祥伝社)の著者であり,職場から「いす」をなくすという大胆な改革を実行した人である。秩父工場内には,応接室など一部を除き,会議室にも,開発部門や管理部門のオフィスにもいすがない。もちろん,社長室にもないという。 『椅子と~』によると,会議室からいすを撤去したことで会議への集中力が高まり,年間の会議時間が半減した。またオフィスでも,立つことで社員同士のコミュニケーションが密になり,問題解決の精度やスピードが劇的に改善したという。いす代も不要になり,いすをなくした分スペースが節約されるなど「いすをなくすことのメリットは計り知れない」(酒巻社長)。 筆者は秩父工場にお邪魔する前に酒巻社長の『椅子と~』を読み,いすをなくすことで大きな収益改善効果が

    本当に「いす」がなかった,キヤノン電子のオフィス
    gonzales66
    gonzales66 2009/05/19
    製造現場では立ち仕事が基本。立ち仕事がこんなに嫌われているとは思わなかった。
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