レース専用HVシステムを搭載するポルシェ911GT3R ハイブリッド。生産車ベースのGTレース参戦用マシン(画像クリックで拡大) 独ポルシェAGは、2010年3月2日に開幕するジュネーブモーターショーのプレスデーで、革新的なハイブリッドシステムを搭載した「ポルシェ911GT3R ハイブリッド」を世界初披露する。採用するハイブリッドテクノロジーはレース専用に開発したもので、従来のハイブリッドシステムの構成やコンポーネントとは一線を画すという。 それぞれ60kWを発生する2基のモーターで左右の前輪を駆動して、911GT3Rのリアに搭載した480PSを発生する4L水平対向6気筒エンジンをアシストする。バッテリーを使用する通常のハイブリッド車とは異なり、ドライバーズシートの隣に搭載されたエレクトリカルフライホイールパワージェネレーター(以下フライホイールジェネレーター)が、モーターに電源を供給する