ソニーは29日、都内で経営方針説明会を開き、人工知能(AI)を活用してロボット事業に再参入すると明らかにした。記者会見した平井一夫社長は「心のつながりを持ち、愛情の対象となるロボットを作りたい」と意欲を示した。5月に出資した米有力ベンチャー「コジタイ」のAIを活用する。4月にロボットの事業化に向けた組織を立ち上げた。平井社長は「ハードとサービスを組み合わせて感動体験をもたらす新しい事業モデルを
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戦後間もなく発足し、かつては世界に驚きを与え続けたソニーが、今も苦しみ続けている。業績は回復してきたものの、国内外で圧倒的なブランド力を築いた面影は、もはやない。日本人に希望をもたらしたソニーは、どこで道を誤ったのか。長くソニーの歩みを見た経営幹部が、今だからこそ話せる赤裸々なエピソードとともに、ソニーの絶頂と凋落を振り返る。あの時、ソニーはどうすべきだったのか。 連載2回目は、出井体制が実質的にスタートした1995年に、初代CFO(最高財務責任者)へ就任した伊庭保氏。連載1回目に登場した丸山茂雄氏が師と仰ぐ人物だ。当時のソニーの売上高の約半分に迫る、2兆円近くの有利子負債を抱えていた時期にCFOの職にあった同氏が語る。今回はその前編。 伊庭 保(いば・たもつ)氏。 1935年、東京生まれ。59年東京大学法学部を卒業後、ソニーに入社。78年にスイス現地法人のソニー・オーバーシーズ総支配人。
クオリティ高すぎるワークショップでヘッドホンを作ってみた! ~港区台場 ソニー・エクスプローラサイエンス~ 港区台場にあるソニーの体験型科学館「ソニー・エクスプローラサイエンス」で行われた、ソニー太陽株式会社主催による『インクルージョン・ワークショップ』を取材した。 このワークショップは同地で定期的に行われてるものの一つで今回は、音の伝わる仕組みを楽しく学ぶ『ペットボトルと牛乳パックで作るヘッドホン』というテーマで、親子で力を合わせてヘッドホンを作ろうというイベントだった。 台場のメディアージュ5階にあるソニー・エクスプローラサイエンスは、先端の映像技術やセンサー技術を駆使して楽しく遊べる科学館で、子どもでなくても興味を持つ科学展示が多いのが特徴。 この日は親子合わせておよそ50名ほどが参加し、さっそく会社の説明や、完成品の公開が行われた。 スピーカーを作ったことはあるが、ヘッドホンを作る
かつては世界中のファンが憧れ、心を躍らせた「SONY」の4文字。いまやその栄光はどこにも見る影がなくなってしまった。ソニーを蝕んでいったのは、他でもなくソニー内部の人間たちだった。 大赤字の「戦犯」 「ソニーがここまで凋落してしまったのは、完全に『人災』です。今の幹部の大多数は、真剣に10年、20年先のソニーのあるべき姿を考えているとは到底思えません。このままだとソニーは本当に取り返しのつかないことになるという危機感が、彼らには足りない」 こう嘆くのは、ソニー元幹部だ。 9月の会見で、'15年3月期の連結決算が2300億円もの赤字となる見通しを発表したソニー。2年連続の最終赤字を計上することが決定的になったが、さらに会見では'58年の上場以来、初の無配に転落することも明らかになり、株主の怒りと失望を買った。 今、ソニーは史上最悪と言える状況に立たされている。そのなかで、会社を立て直すべく先
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