高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の点検漏れ問題で、試運転再開に向けた準備作業の中止を原子力規制委員会が命じたことを受け、所管官庁の文部科学省は16日、日本原子力研究開発機構(JAEA)に対し、保全計画の見直しなど必要な措置を取るよう要求した。地元と国民の理解を得られるように、説明責任をしっかり果たすことも求めている。 文科省は、規制委の命令に必要な措置を早急に講じる▽責任を明確にして再発防止体制をはかる▽安全文化の醸成につとめる▽安全確保の取り組みを最優先する――など5項目の是正措置を求めている。 関連リンクもんじゅ再開作業停止 規制委、安全管理体制改善を命令(5/15)もんじゅ、無期限の停止命令へ 機器1万個の点検放置で(5/13)もんじゅ敷地内「活断層ない」 原子力機構が報告書提出(4/30)