Remembrance 3.11 Photographs by ニコンサロン連続企画展より 石川直樹写真展「やがてわたしがいる場所にも草が生い茂る」より 被災地では一周忌法要の知らせが次々と届き、悲しみを新たにしている。洋々とした豊かな海は黒い水の山と化し、温かい生活の営みを一瞬にして奪い去っていったあの日、膨大な数の写真が失われたと同時に、膨大な数の写真が生み出され未曾有の大災害が世界中に伝えられた。 以来多くの写真家たちは、被災地を撮る意味とは何か、写真でできることとは何か、自問自答を繰り返しながら、変わり果てた街、そこに生きる人々たちと真摯に向き合い、それぞれの視点と手法で震災を捉えてきた。東京・銀座と新宿、大阪のニコンサロンでは、写真と大震災を多面的な角度から省察する8つの特別展と5つのシンポジウム「ニコンサロン連続企画展 Remenbrance 3.11」を開催している(銀座:3
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