印刷 関連トピックス前原誠司 民主党の前原誠司政策調査会長は3日、1995年に沖縄で起きた米兵による少女暴行事件について「詳細には知らない」と発言した一川保夫防衛相に対して、「少し勉強不足が過ぎるのではないか」と苦言を呈した。大阪市内で記者団に語った。政権幹部が公然と批判し始めたことで、早期辞任論が一層広がる可能性もある。 前原氏は、事件について「しっかりと過去の経緯くらいは勉強していただき、それが沖縄県民の気持ちの問題につながっているということも理解いただきたい。そうでないと安全保障、米軍との関係もうまくハンドリングできない」と指摘。そのうえで、一川氏の進退については「任命権者は総理」と語る一方、「出処進退は政治家が自ら決めるもの。人から言われて決めるものでもない」とも述べた。 自民、公明両党は一川氏に対する問責決議案を提出する方針で、可決される公算が大きい。一川氏は2日、那覇市内