東京都江戸川区立の小学校長(59)が、児童の母親と勤務先の校長室で性的な関係を持つなど不適切な交際をしていたことがわかった。都教育委員会は今月1日付で校長を解任しており、近く懲戒処分をする。 関係者によると、校長は2008年度から、勤務校の児童の母親と親密な関係になったという。校長室で性的な関係を持ったうえ、09年度からは女性を同校の臨時職員として採用。その後も校内で勤務中にキスをするなど不適切な行為を繰り返していた。 校長との関係に悩んだ女性が今年2月、区教委に相談して発覚。都教委は区教委と共同で本人への聴取などを通じて事実確認を進めた結果、1日付で校長を解任し、年度末に校長が交代する異例の人事を発令した。都教委は現在、懲戒免職も視野に入れ、処分内容を検討している。担当者は「さらに事実関係を詰め、厳しい対応をとる」としている。