不法残留と知りながら交際相手の中国人の女をマンションにかくまったとして、警視庁渋谷署は犯人蔵匿(ぞうとく)の疑いで、アクセサリー販売会社「ブルームインターナショナル」の役員の男(39)を書類送検した。同署によると、男は「以前から交際していた関係で部屋を貸していた」と容疑を認めている。 同署の調べでは、社長は数年前から、無職、湖(コ)海燕(カイエン)被告(35)=入管難民法違反(不法残留)罪で起訴=が不法滞在と知りながら、東京都世田谷区のマンションを自分の名義で契約してかくまった疑いが持たれている。 同署は5月上旬、渋谷区内で同法違反の現行犯で湖被告を逮捕。自宅の名義を調べたところ、男の犯行が発覚したという。