F1シリーズ撤退を発表したスーパーアグリ・ホンダの鈴木亜久里代表=AP 自動車のF1シリーズに参戦しているスーパーアグリ・ホンダの鈴木亜久里代表は6日、東京都内で記者会見を開き、活動資金のめどが立たないため同シリーズから撤退すると発表した。所属するドライバーの佐藤琢磨の去就は決まっていない。鈴木代表は「苦渋の決断だった。これまでチームを支えてくれたすべての人に最大の感謝を表したい」と話した。 元F1ドライバーの鈴木代表が設立したスーパーアグリ・ホンダは、06年からF1に参戦。昨年のカナダ・グランプリでは佐藤が6位に入賞するなどした。しかし慢性的な資金難を抱えたままで、エンジンなどでホンダの支援を受けたが、安定したスポンサーを獲得することができなかった。代表、エンジン、ドライバーがそろって「日本製」。オールジャパンで世界と戦ったチームは2年あまりで撤退することになった。
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