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ブックマーク / blog.tokumaru.org (73)

  • メタップスペイメント不正アクセス事件の第三者報告書から攻撃の模様を読み解く

    株式会社メタップスペイメントの運営する決済代行システムから約288万件のクレジットカード情報が漏洩した不正アクセス事件について、第三者委員会の報告書および経済産業省の行政処分(改善命令)があいついで公開されました。 第三者委員会調査報告書(公表版) クレジットカード番号等取扱業者に対する行政処分を行いました (METI/経済産業省) 稿では、主に第三者委員会の調査報告書(以下「報告書」と表記)をベースとして、この事件の攻撃の様子を説明します。 システムの概要報告書にはシステム構成図やネットワーク構成図は記載されていないため、報告書の内容から推測によりシステムの構成を以下のように仮定しました。 図中のサーバー名は報告書の記載に従っています。以下、概要を説明します。 サーバ名概要 A社アプリ一般社団法人A 会員向け申込みフォーム 経産省改善命令では、「同社とコンビニ決済に係る契約を締結してい

    メタップスペイメント不正アクセス事件の第三者報告書から攻撃の模様を読み解く
  • とある通販サイトに学ぶ自動ログイン機能のバッドプラクティス

    サマリとある通販サイトにて「 メールアドレス・パスワードを保存する」機能がありますが、サイトにクロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性がサイトにあると生のパスワードが漏洩する実装となっています。稿では、この実装方式を紹介し、なぜ駄目なのか、どうすべきなのかを紹介します。 記事の最後にはセミナーのお知らせを掲載しています。 はじめに家人がテレビを見ていて欲しい商品があるというので、あまり気は進まなかったのですが、その商品を検索で探して購入することにしました。「気が進まない」というのは、利用実績のないサイトはセキュリティが不安だからという理由ですが、この不安は的中してしまいました。 最初の「えっ?」はパスワード登録のところでして、パスワードを再入力する箇所で「確認のためもう一度、コピーせず直接入力してください」とあるのですよ。私は乱数で長く複雑なパスワードを入力しかけていたのですが、コピ

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  • 2022年1月においてCSRF未対策のサイトはどの条件で被害を受けるか

    サマリ2020年2月にGoogle ChromeCookieのデフォルトの挙動をsamesite=laxに変更しましたが、2022年1月11日にFirefoxも同様の仕様が導入されました。この変更はブラウザ側でCSRF脆弱性を緩和するためのもので、特定の条件下では、ウェブサイト側でCSRF対策をしていなくてもCSRF攻撃を受けなくなります。この記事では、デフォルトsamesite=laxについての基礎的な説明に加え、最近のブラウザの挙動の違いについて説明します。 (2022年1月29日追記) 日確認したところ、Firefoxにおけるデフォルトsamesite=laxはキャンセルされ、従来の挙動に戻ったようです(Firefox 96.0.3にて確認)。デフォルトsamesite=lax自体は先行してGoogle Chromeにて実装されていましたが、細かい挙動の差異で既存サイトに不具合が

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    hamaco
    hamaco 2022/01/31
  • PHPにはエスケープ関数が何種類もあるけど、できればエスケープしない方法が良い理由

    このエントリは、PHP Advent Calendar 2021 の20日目のエントリです。19日目は @takoba さんによる PHPプロジェクトのComposerパッケージをRenovateで定期アップデートする でした。 SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)の対策を行う際には「エスケープ処理」をしましょうと言われますが、その割にPHP以外の言語ではあまりエスケープ処理の関数が用意されていなかったりします。それに比べてPHPはエスケープ処理の関数が非常に豊富です。これだけ見ても、PHPはなんてセキュアなんだ! と早とちりする人がいるかもしれませんが、しかし、他言語でエスケープ処理関数があまりないのはちゃんと理由があると思うのです。 稿では、PHPのエスケープ処理用の関数を紹介しながら、その利用目的と、その関数を使わないで済ませる方法を説明します。 SQL

  • PHPビルドの楽しみ、あるいはポケモンとしてのPHPについて

    この記事はPHP Advent Calendar 2020の19日目です。18日目は@You-sakuさんのPHPでYoutubeのAPIを利用したいでした。 私は以前、PHPのすべてのバージョンを使う環境として、phpall、phpcgiall、modphpallを紹介してきました。これらは、PHPのすべてのバージョンをそれぞれコマンドライン、CGI、mod_phpの形式で動作させるものです。現在では、PHPのバージョンを切り替えて動作させる仕組みはphpenv、phpbrew等何種類もありますし、php-buildという、PHPをビルドするというそのものずばりの仕組みも広く使われています。しかし、短いPHPスクリプトをPHPの全バージョンで試すという私の使用法からは、phpall(およびその派生としてphpcgiall、modphpall)はメリットがあり、私は今もPHPのビルドを続け

    PHPビルドの楽しみ、あるいはポケモンとしてのPHPについて
    hamaco
    hamaco 2020/12/22
  • 徳丸浩の日記: SSRF(Server Side Request Forgery)徹底入門

    SSRF(Server Side Request Forgery)という脆弱性ないし攻撃手法が最近注目されています。以下は、ここ3ヶ月にSSRFについて言及された記事です。 EC2上のAWS CLIで使われている169.254について SSRF脆弱性を利用したGCE/GKEインスタンスへの攻撃例 SSRFを利用したメール送信ドメインの乗っ取り 「CODE BLUE 2018」参加レポート(岩間編) この「空前のSSRFブーム」に便乗して、SSRFという攻撃手法および脆弱性について説明します。 SSRF攻撃とは SSRF攻撃とは、攻撃者から直接到達できないサーバーに対する攻撃手法の一種です。下図にSSRF攻撃の様子を示します。 攻撃者からは、公開サーバー(203.0.113.2)にはアクセスできますが、内部のサーバー(192.168.0.5)はファイアウォールで隔離されているため外部から直接

    徳丸浩の日記: SSRF(Server Side Request Forgery)徹底入門
  • PHPサーバーサイドプログラミングパーフェクトマスターのCSRF対策に脆弱性

    サマリ PHPサーバーサイドプログラミングパーフェクトマスターには、PHP入門書としては珍しくクロスサイト・リクエストフォージェリ(CSRF)対策についての説明があるが、その方法には問題がある。アルゴリズムとして問題があることに加えて、実装上の問題があり、そのままコピペして用いると脆弱性となる。 はじめに 古庄親方の以下のツイートを見て驚きました。 CSRF用のトークンの作成 $token = password_hash(mt_rand(), PASSWORD_DEFAULT); ってのを書籍で見た………もンのすンげぇなぁ(苦笑 書籍名でググって調べる……評判が悪いので、まぁ、納得っちゃぁ納得。 — がる (@gallu) July 17, 2019 CSRFトークンの生成に、password_hash関数を使うですと? 親方に書籍名を教えていただき、購入したのが、この記事で紹介する「PH

    hamaco
    hamaco 2019/07/29
    最初これでどういう脆弱性ができるんだろうと思ったけど実装上の問題だったか
  • [書評]噂の学園一美少女な先輩がモブの俺に惚れてるって、これなんのバグですか?

    瓜生聖(うりゅうせい)の近著「噂の学園一美少女な先輩がモブの俺に惚れてるって、これなんのバグですか? 」を読んだので紹介したい。書は、JNSA(特定非営利活動法人 日ネットワークセキュリティ協会)が主催したサイバーセキュリティ小説コンテストにて大賞を受賞した作品「目つきの悪い女が眼鏡をかけたら美少女だった件」を大幅に加筆したのち、角川スニーカー文庫から出版された。 重要事項説明 著者と評者は知人関係にあり公私共に交流がある 評者が読んだ書籍はご恵贈いただいたものである この記事のリンクにはアフィリエイトが含まれる はじめに 著者の瓜生聖は、twitterのプロフィールには「ITmediaで記事を書いてる兼業ライター」とあるが、業はITエンジニアである。つまり、現役のITエンジニア兼テクニカルライターである人物が、サイバーセキュリティ小説を書いたのが書ということになる。瓜生聖はライタ

    hamaco
    hamaco 2019/05/07
    タイトルだけ見て徳丸さんのサイトに脆弱性があって誰かにやられたのかと思った。
  • PHPの脆弱性 CVE-2018-17082 によるキャッシュ汚染についての注意喚起

    エグゼクティブサマリ PHPの脆弱性CVE-2018-17082はXSSとして報告されているが、現実にはXSSとしての攻撃経路はない。一方、Apacheのmod_cacheによるキャッシュ機能を有効にしているサイトでは、キャッシュ汚染という攻撃を受ける可能性がある。 概要 PHPの現在サポート中のすべてのバージョンについて、XSS脆弱性CVE-2018-17082が修正されました。以下は対応バージョンであり、これより前のすべてのバージョンが影響を受けます。ただし、Apacheとの接続にApache2handlerを用いている場合に限ります。 PHP 5.6.38 PHP 7.0.32 PHP 7.1.22 PHP 7.2.10 PHP 5.5以前も対象であり、これらは脆弱性は修正されていません。 脆弱性を再現させてみる この脆弱性のPoCは、当問題のバグレポートにあります。 PHP ::

    PHPの脆弱性 CVE-2018-17082 によるキャッシュ汚染についての注意喚起
    hamaco
    hamaco 2018/09/25
    なるほどなー、これどうやってXSSとか攻撃に使うのかなと思ってたけどうこういう方法があるのか。
  • PHPプログラマのためのXXE入門

    この日記はPHP Advent Calendar 2017の25日目です。前回は@watanabejunyaさんの「PHPでニューラルネットワークを実装してみる」でした。 OWASP Top 10 2017が発表され、ウェブのセキュリティ業界がざわついています。というのも、2013年版までは入っていたCSRFが外され、以下の2つの脅威が選入されたからです。 A4 XML外部実体参照(XXE) A8 安全でないデシリアライゼーション これらのうち、「A8 安全でないデシリアライゼーション」については、過去に「安全でないデシリアライゼーション(Insecure Deserialization)入門」という記事を書いていますので、そちらを参照ください。 稿では、XML外部実体参照(以下、XXEと表記)について説明します。 XXEとは XXEは、XMLデータを外部から受け取り解析する際に生じる脆

  • PHPMailerの脆弱性CVE-2016-10033はExim4やWordPress4.6でも影響があった

    エグゼクティブサマリ PHPMailerのリモートコード実行脆弱性CVE-2016-10033は、従来MTAとしてsendmailを用いる場合のみ影響があるとされていた。また、WordPressPHPMailerをバンドルしているが、CVE-2016-10033によるWordPressに対するリモートコード実行攻撃はできないとされていた。しかし、MTAとしてExim4を用いる場合には、PHPMailer単体およびWordPress 4.6からのリモートコード実行が可能であることがわかったので報告する。 はじめに 昨年末に話題となったPHPMailerのリモートコード実行脆弱性CVE-2016-10033ですが、当初公表されていたPoCがsendmailコマンドの -X オプションを用いたものであったため、-X オプションのないMTA(postfix, qmail, exim4等)は直ちに

  • WordPress 4.7.1 の権限昇格脆弱性について検証した

    エグゼクティブサマリ WordPress 4.7と4.7.1のREST APIに、認証を回避してコンテンツを書き換えられる脆弱性が存在する。攻撃は極めて容易で、その影響は任意コンテンツの書き換えであるため、重大な結果を及ぼす。対策はWordPressの最新版にバージョンアップすることである。 稿では、脆弱性混入の原因について報告する。 はじめに WordPress体に久しぶりに重大な脆弱性が見つかったと発表されました。 こんな風に書くと、WordPressの脆弱性なんてしょっちゅう見つかっているという意見もありそうですが、能動的かつ認証なしに、侵入できる脆弱性はここ数年出ていないように思います。そういうクラスのものが久しぶりに見つかったということですね。 WordPress、更新版で深刻な脆弱性を修正 安全確保のため情報公開を先送り Make WordPress Core Conten

    WordPress 4.7.1 の権限昇格脆弱性について検証した
  • PHPMailerの脆弱性CVE-2016-10033について解析した

    エグゼクティブサマリ PHPMailerにリモートスクリプト実行の脆弱性CVE-2016-10033が公表された。攻撃が成功した場合、ウェブシェルが設置され、ウェブサーバーが乗っ取られる等非常に危険であるが、攻撃成功には下記の条件が必要であることがわかった PHPMailer 5.2.17以前を使っている Senderプロパティ(エンベロープFrom)を外部から設定できる 現在出回っているPoCはMTAとしてsendmailを想定しており、postfixを使っている環境では問題ない 対策版として公開されている PHPMailer 5.2.19も不完全であるので、回避策の導入を推奨する。 はじめに 12月24日にPHPMalerの脆弱性CVE-2016-10033が公表され、とんだクリスマスプレゼントだと話題になっています。 PHPからのメール送信に広く使われているライブラリの「PHPMai

    hamaco
    hamaco 2016/12/28
  • PHPの全バージョンの挙動をCGIモードで試す

    PHPの挙動を調べていると、マニュアルにも、ChangeLogにも載っていない変更にしばしば遭遇します。たとえば、PCRE系関数(preg_xxxx)の正規表現指定(第1引数)において、過去のPHPではNULLバイトを許容していましたが、最近のPHPでは、正規表現中のNULLバイトをエラーにしています。この変更は、マニュアルには載っておらず、ChangeLogには記載されているもののNULLバイトとは書いていないので、ちょっと気がつきにくいですね。 Fixed bug #55856 (preg_replace should fail on trailing garbage) このような場合、ソースコードの該当箇所を調べるか、適当にあたりをつけたバージョンのPHPをビルドして試すなどの手法がとられているかと思いますが、@hnwさんが phpall を発表されたことで、この種の調査が一挙に楽に

    PHPの全バージョンの挙動をCGIモードで試す
    hamaco
    hamaco 2016/12/15
  • PDOのサンプルで数値をバインドする際にintにキャストしている理由

    先日PHPカンファレンス北海道2016にて「『例えば、PHPを避ける』以降PHPはどれだけ安全になったか」と題して基調講演を担当致しました。その際のスライドはこちら。 そうしたところ、以下のご指摘をいただきました。 @ockeghem スライド拝見しました。39番目のスライドですが、バインドのタイミングでintにキャストするのはちょっと例として良くない気がします。意図的にオーバーフローを起こすことで想定外のレコードの取得を許してしまいそうです。キャストしない方がまだ安全だと思うのですが。 SQLデータベースは、int型よりも大きな桁数を扱える場合があるので、intへのキャストを避けた方がよいという指摘は一般論としてはもっともなものだと考えます。PHPの場合、9223372036854775807を越える数字文字列をint型にキャストすると、9223372036854775807が返ります(

    hamaco
    hamaco 2016/04/21
  • StartSSLにドメイン認証不備の脆弱性

    Osama almanna's blogにて、StartSSLにドメイン認証に脆弱性があったと報告されています。 In 9 March, 2016 During my research I was able to replicate the attack and issue valid certificates without verifying the ownership of the website which I will explain later in my post, the vulnerability was reported and fixed within hours. ウェブサイトの所有権を検証しないで、正当な証明書が交付されるというものですね。脆弱性は報告の後数時間で修正されたとのことです。 以下、彼のブログ記事を元に、脆弱性の内容と修正方法について説明します。 問題

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    hamaco 2016/03/23
  • 決済代行を使っていてもクレジットカード情報が漏洩するフォーム改ざんに注意

    先日以下の記事が公開されました。決済代行会社を使っていたのにカード情報が漏洩したというものです。 同社は、薬局への医薬品の卸売りのほか、運営するショッピングサイト「eキレイネット」でコラーゲンやヒアルロン酸などの美容関連製品を販売している。流出した疑いがあるのは、平成26年10月8日~27年11月5日、サイトでカードを使って商品を購入した顧客の氏名や住所、クレジットカードなどの情報だった。この間、1955人が利用していた。 名の売れた大企業ではない。従業員わずか10人の小さな会社がサイバー攻撃の標的になったのだ。 問題が発覚したのは昨年11月。決済代行会社からカード情報が流出した疑いがあると指摘があった。 従業員10人なのに「標的」に サイバー攻撃、中小企業が狙われる理由より引用 これに対して、以下のブックマークコメントがつきました。 そもそも、決済代行会社を使っているのになぜカード情報が

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    hamaco 2016/03/15
  • Joomla!の「ゼロデイコード実行脆弱性」はPHPの既知の脆弱性が原因

    Joomla!にコード実行脆弱性(CVE-2015-8562)があり、パッチ公開前から攻撃が観測されていたと話題になっています。 Joomlaに深刻な脆弱性、パッチ公開2日前から攻撃横行 「Joomla!」に再び深刻な脆弱性、3.4.6への速やかなアップデートを推奨 パッチ公開の前に攻撃が始まる状態を「ゼロデイ脆弱性」と言いますが、それでは、この脆弱性のメカニズムはどんなものだろうかと思い、調べてみました。 結論から言えば、この問題はJoomla!側に重大な脆弱性はなく、PHPの既知の脆弱性(CVE-2015-6835)が原因でしたので報告します。 exploitを調べてみる 既にこの問題のexploitは公開されていますが、悪い子が真似するといけないのでURL等は割愛します。以下のページでは攻撃の原理が説明されています。 Vulnerability Details: Joomla! Re

  • WordPressの侵入対策は脆弱性管理とパスワード管理を中心に考えよう

    この記事はWordPress Advent Calendar 2015の7日目の記事です。 今年初めてWordCamp Tokyoにて講演の機会をいただき、WordPressセキュリティについて話しました(スライド)。そこでもお話ししましたが、WordPressに限らず、Webサイトへの侵入経路は2種類しかありません。それは以下の2つです。 ソフトウェアの脆弱性を悪用される 認証を突破される したがって、侵入対策としては以下が重要になります。 全てのソフトウェア(OS、Apache等、PHPWordPress体、プラグイン、テーマ等)を最新の状態に保つ パスワードを強固なものにする 以上! と叫びたい気分ですが、それではシンプル過ぎると思いますので、以下、WordCampでお話した内容とリンクしながら、もう少し細く説明したいと思います。 全てのソフトウェアを最新の状態に保つ Word

  • PHPにおけるHTTPヘッダインジェクションはまだしぶとく生き残る

    この記事はPHPアドベントカレンダー2015の3日目の記事です 。 MBSD寺田さんの記事「LWSとHTTPヘッダインジェクション」では、PHPのheader関数に関連して、PHP側のHTTPヘッダインジェクション対策を回避する手法と、それに対するPHP側の対応について書かれています。この記事では、寺田さんの記事を受けて、現在でもHTTPヘッダインジェクション攻撃が可能なPHP環境が残っているかを検証します。 HTTPヘッダインジェクションとは 以下の様なスクリプトがあるとします。 <?php header('Location: ' . $_GET['url']); オープンリダイレクタ脆弱性がありますが、それは気にしないとして、PHP5.1.1までのバージョンでは、以下の様な攻撃が可能でした。 http://example.jp/header.php?url=http://example

    PHPにおけるHTTPヘッダインジェクションはまだしぶとく生き残る