総選挙翌日、先週月曜日配信の「JMM」で、編集長の村上龍さんは「わたしは、自民党は崩壊するしか道がないような気がします」と書かれていた。小泉路線の総括をせぬまま、意見の分裂を抱えて大敗したので、責任の所在が不明であり、対立の解消方法がなく、立て直しようがない、という見立てだった。 私、山崎元は、物心ついた時から反自民党だった。いかなる選挙でも自民党所属ないし自民党推薦の候補者に投票したことはない。北海道に住んでいた、小学生の頃には社会党の候補者(横路節雄氏)に何となく好感を持って、近所のオバサンに投票を進めていたし、中学生の頃には、団地の向かいの家のオバサンが、確か知事選の時に、「北海道にたくさんお金を持ってきてくれるのは自民党の方なのだから、自民党(の候補者)に投票しなければ損だ」と言うのを聞いて、こいつは人間以下の下等動物だ、と心から怒った感覚をまだ覚えている。 それから、ざっと40年