ICT (情報通信技術)分野で世界の投資家から大きな注目を集めているアフリカのルワンダ共和国。この国ではモバイルでの決済や送金サービスは日常のものとなっている。マーケットで野菜や雑貨をショッピングするときや、食事をともにした友人と割り勘をするときにも利用される。町中いたるところに、電子マネーの入金スタンドがあり、店員に現金を渡すと直ちに携帯電話の口座に入金される。 電子マネーがアフリカで伸びているのは、日本のようにATMが町中に設置されておらず、銀行間ネットワークが未発達なため口座送金に手間と時間がかかったり、現金を持ち歩くことに治安上のリスクがあったりするからだ。先進国では当たり前の金融インフラが未整備なゆえに、皮肉にも次世代のフィンテックサービスが急速に拡大している。 命を救うドローンが国中に飛ぶ そんなルワンダで、もうひとつ注目されているのがドローンによる輸送事業だ。首都キガリから車