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改革プロセスの成否の鍵を握るのは職員 「教職協働」という言葉に象徴されるように、大学において教員と並び、職員の役割の重要性が広く認識され、担うべき業務も広範化かつ高度化しつつある。これを受けて2017年からはスタッフ・ディベロップメント(以下SD)が義務化された。SDは大学運営の基盤を確かなものとするために不可欠な要素となっている。 SDの対象には、事務職員のほか、教授等の教員や学長等の大学執行部、技術職員等も含まれるとされているが、事務職員(以下職員)の能力を如何に高めるかが最大の目的であり関心事であることはほぼ共通の認識であろう。 他方でいくつかの疑問も浮かぶ。その一つが、そもそも職員に如何なる役割を期待し、どのような業務を担わせたいのかという点である。大学内で共通の理解を得られているのだろうか。 また、能力や成果をどう評価するかが明確でなければ、職員は何を目標に自己の能力を高めればよ
大学職員という職業は、どのような動機で選ばれるのでしょうか。 古くから大学職員への道という大学職員に就職したい人のためのサイトがあります。特化したサイトがあるくらいですから、一定のニーズがあるのだと思います。 大学職員で検索してみると、就職したいひと向けのページが真っ先にでてくる。とてもホワイトな職場、意思決定の権限は教員であって職員はサポート、というような言葉があります。これだけみると、責任はそんなにないし、楽してそれなりに暮らしたい人にうってつけのように見えますね。実際はどうなんでしょうね。私自身、以前は大学職員をしていて、その縁で今は大学の関係団体の職員をしています。大学の事務局に対する私の実感としては、パレートの法則じゃないですが、頑張ってる人がいて、それにぶらさがってる人がいて、仕事しない人がいる、すなわち他の多くの組織とかわらないのではと思います。責任や権限が教員にあると言うの
先日、大学職員の友人と久しぶりに話す機会があった。その友人が勤める大学では、なぜか若手の休職者や退職者が増えているらしい。 詳しく話を聞く中で感じた、若手が潰れてしまう原因はこんな感じ。 *********************** ①経営層や管理職が若手を信用していない ②いろんな指示系統からいろんな指示が飛んできて、時にそれが矛盾している ③②の方向整理を誰もやってくれないので、若手が判断するが、その判断に対して上から色々言われる ④縦横のつながりが薄く、相談先が少ない ⑤なんかすごく細かいこと、問題の本質からものすごくずれたところで色々怒られる ⑥頑張った結果が見えづらい ⑦本来上司がやるべきことを、若手がやらされる ⑧複数の利害関係者の間で板挟みになってしまう ********************** 私もかつて大学に勤めていたけれど、この中のいくつかの要因は実際に経験したこ
4月も半分が終わり、新卒や中途採用等で大学に新しく働き始めた人は「これ、おかしいよね」「これをこうしたら、もっと良くなるのに」と思いつつも、それを提案して、突き返されたり、意見が中々通らなくて、やきもきする人もいるでしょう。 大学という組織は、どちらかというと官僚型組織であり、法令や学則・規程等が適用され、これらに沿って管理運営がされています。 また縦割りな組織であったり、教学と経営(大学と学校法人)とのバランスなど、大学によって様々な要因で新しい事を始めたり、何故か規程にはない地元(部署内)ルールがあって管理職が変化を拒んだりと、変革を起こすことは難しい場合があるのです。 では自分が何かを変えたいと思っている時はどうすればいいのでしょうか。あくまで自分の所属組織を基にいくつかまとめてみます。 <関連記事> www.daigaku23.com 大学の意思決定システムや何かを変える時のプロセ
法政大学では今、来月に表彰式を開催する「自由を生き抜く実践知大賞」の選定作業に追われている。 「自由を生き抜く実践知」とは何か。田中優子総長着任後にスタートした長期ビジョン(HOSEI2030)のもと、2016年に制定した「法政大学憲章」のタイトルである。 長期ビジョン策定にあたり、本学は今後の社会に何を約束できるかを考えた。すなわちブランディングである。ただし、時流に乗ったキャッチフレーズを考えたのではない。これまで社会に送り出した教育・研究・人材を掘り起こし、今も有する学内資源を再確認する中から、大学の個性や文化、そして歴史を表現するに最もふさわしいコトバを練り上げ、それを大学憲章として定めたのだ。 憲章制定後は、総長室の下に学内各所の若手職員中心で組織される「ブランディング推進チーム」を設置した。チームは、社会に向けた情報発信や学内における憲章の共有化にも取り組んでいる。 昨年設置さ
第158回招聘セミナー スペシャリストとジェネラリストが協働する 大学事務組織のマネジメント 宮林 常崇 氏 公立大学法人首都東京 首都大学東京管理部 2018年11月16日(金)18:00~20:00 名古屋大学 東山キャンパス 文系総合館7階 カンファレンスホール 開催案内 第158回招聘セミナー 講演題目 スペシャリストとジェネラリストが協働する大学事務組織のマネジメント 講演者 宮林 常崇 氏 (公立大学法人首都東京 首都大学東京管理部) 日時 2018年11月16日(金)18:00~20:00 場所 名古屋大学 東山キャンパス 文系総合館7階 カンファレンスホール ※会場を変更しました 講演概要 大学の事務組織では、扱う業務の高度化・複雑化に伴って、特定分野における専門性の高いスタッフを雇用するケースが増え、また、事務職員も専門性を高めることが求められている。しかし、専門性を高め
なんだか久しぶりにブログを書いてみたいなと思ったので、最近自分の考えがまとまっていない職員のスキルアップについて書こうと思います。 さて、職員のスキルアップと言ってどういうことが考えられるでしょうか。 まずアップするスキルですよね。 コミュニケーション能力や課題解決能力、プロジェクトマネジメント力。あとは、スキルとは少し違うかもしれませんが、知識や考え方みたいなのも含まれるかもしれません。 次に方法です。 スキルアップする方法はどういったものがあるでしょうか。 業務に邁進する。勉強会に参加する。大学院や履修証明プログラムに通う。本を読む。ニュースに敏感になる。といったことが挙げられると思います。 あとは目的ですかね。 個人のスキルアップは何のために行うのか。今の担当業務をより円滑に効果的に行うため。自分がやりたい業務につくため。別の大学へ転職するため。自分の市場価値を高めるため。経営陣、上
masterpiece0924.hatenablog.com 少し前に、こちらのブログ記事が話題になっていました。書かれていることはわかりますし、ブコメを見ても概ね賛同意見といったところでしょうか。私は、そもそも国立大学は職員を育てる必要がなかったのではないかと思っています。 何度か弊ブログでも言及していますが、業務上の必要がなければ能力を育てましょう、人を育てましょうということを組織的に行う必然性は低下します。私は法人化以前の様子を知りませんが、噂話に聞くような言われたことだけやればいいような業務内容だったら、能力開発・人財育成を行う必要性は下がります。正しく言えば、特別なことをせずとも、同じ業務を数年繰り返す中で学ぶこと(もしくは慣れること)で十分に対応出来る程度の業務が求められていたと推測します。 少し古い話ですが、東京大学大学経営・政策研究センターが2010年に実施した全国大学事務
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