鈴木 貴博=百年コンサルティング 代表取締役 10年くらい前は、「地下鉄でビデオを見ている人がいるなと思ったら鈴木さんだった」とよく知人から言われたものだ。それくらい昔から僕は家で録画したテレビ番組を外に持ち出して見る習慣があった。 最初は発売したてのビデオウォークマン。当時はVHS以外に8ミリで録画できるビデオデッキを販売しており、そのデッキで録画したテレビ番組をビデオウォークマンで外に持ち出した。 まだ20代だったので持ち出す番組も“月9”などのドラマが多かった。キムタクと山口智子の「ロングバケーション」は、ほとんど全編4インチの小さな液晶画面で見たような記憶がある。逆に出張時に機内で暇をつぶす時などは、お笑いなどのバラエティー番組がちょうどよかった。 そのうちに娯楽ではなく、コンサルタントとしての仕事の情報収集のために経済関係のドキュメンタリーを多く見るようになると、より頻繁にビデオ