※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです。 こんにちは、結城浩です。 「教えるときの心がけ」のコーナーです。 このコーナーでは「教える」という言葉をかなり広い意味で使っています。このコーナーでのお話は、先生が生徒に教える場面だけではなく、会社で上司が部下に教えたり、先輩が後輩に教えるという場面にもあてはまると思います。それから、親が子供に教える場面(逆に子供が親に教える場面)にもあてはまるでしょう。 説明の都合上「教師」と「生徒」という表現を使いますが、あなたの立場に応じて、自分が教える場面の役割に読み替えてくださいね。 今日は「教えるときの二刀流」という話をしましょう。 ●教えるときの二刀流 「教えるときの二刀流」というのは、 相反する(あいはんする)二つのものを使って教える という技法のことです。二刀流(にとうりゅう)というのは、剣士が右手と左手の両方に刀を持ち、両方を使う流