学習指導要領の改訂を進めている文部科学省の審議会は、高校の国語の科目構成を大幅に見直し、論述やプレゼンテーションの方法を学ぶなど、2つの新たな必修科目を設ける案を示しました。 それによりますと、現在の必修科目「国語総合」の代わりに、論述やプレゼンテーションの方法を学ぶ「現代の国語」と、古典や近代以降の文章を通して日本語の特性を学ぶ「言語文化」という2つの新たな必修科目を設けるとしています。また、現在、5つある選択科目を4つにし、論文など複雑な文章を理解する「論理国語」、文章を創作する能力を育成する「文学国語」、自分の考えを効果的に相手に伝える手法を学ぶ「国語表現」、古文や漢文を読み深める「古典探求」とする案が示されました。 この専門部会では今後、科目の名称や内容をさらに議論し、早ければことし4月までに方針をまとめる予定です。