日々のアメリカで研究生活を営んでいると、人々の考え方の違いなんかがクリアに感じられます。今回は、その辺を寓話的にまとめてみました。 “お話”にすべく、一面を意図的に誇張していますし、やや偏見も混じった見方だとは思います。 とはいえ、アプローチ方針の立て方とか、ものの見方については、分野を問わず大まかにこんな感じなのでは、と思えます。勿論どっちが良い悪い、ということは抜きにして。 読者の皆さんの感覚・見解はいかがでしょうか。 【とある日】 米国人研究者(以下”米”) 「みんな聞いてくれ!いつものようにそこらを寄り道してたら、こーんな綺麗な山があるのを見つけたんだ!」 米 「お、ホントだ。きっと頂上からの眺めは最高だろうなぁ。なんてったって山周りの地形はこんなだし。頂上からの風景写真でも撮れれば、世界中の人が喜んで買うのは間違いない。いずれは観光産業で大金持ちだな。ぜひとも頂上一番乗りを目指そ