早くも今年度の流行語大賞にノミネートされそうな勢いの「自分たちのサッカー」。 コロンビア戦直前の会見で、キャプテンの長谷部誠選手はこう述べました。 「自分たちのサッカーを出して、これから10年、20年先の日本サッカーの未来につなげられるように、それを出そうと4年間ずっとやってきました」「勝利に近づくためには、やはり自分たちのサッカーをすることだと思います」(Goal.com 6月24日)。 結果は1-4で涙の惨敗……。 今大会のあいだ、いろいろな選手が「自分たちのサッカー」というフレーズを連発しました。しかし「自分たちのサッカー」とは、どんなものなのでしょう。そしてその問いに明確に答え得る今大会の出場国が、一体どれだけあるというのでしょう。 サッカー解説者のセルジオ越後は、この難問を完膚なきまでの正論で一蹴します。 「『自分たちのサッカー』がどうこうというフレーズが騒がれているけど、一つ答