シャープ：宿敵アップル「得意先」に 迫られたつらい判断 － 毎日ｊｐ(毎日新聞)米アップル向け中小型液晶パネルの生産ライン新設をシャープが決めたことは、部品供給社として販路確保の利点がある半面、世界市場でスマートフォン（多機能携帯電話）の５００万台販売を掲げるメーカーとしてはつらい判断でもある。スマートフォンの世界市場では巨大なライバルである米アップルと「呉越同舟」をとりつつ、液晶メーカーとして韓国や台湾勢に対抗する作戦だ。 シャープは、携帯端末事業を主力分野に位置づけ、スマートフォンに力を入れる。国内に加え、中国など新興国も含めた全世界で５００万台の販売を目指す。 これに立ちふさがるのが米アップルだ。「ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）」の累計出荷台数は今年９月までに全世界で７０００万台を超える。スマートフォンで新興国を中心に世界トップクラスのシェアを握りたいシャープにとって米アップルは最大の難敵だ。 しかし、液晶メーカーの立場になると米アップルは「最高の上得意様」（シャ
