激しい出店競争を繰り広げているコンビニ業界は新たなステージに入っています。最大手のセブンーイレブンは、「日本型コンビニの生みの親」とも言われる鈴木敏文氏が引退しました。店舗数で業界3位のファミリーマートと4位のサークルKサンクスを展開するグループはことし9月に経営統合し、業界2位に浮上します。 こうしたなかで、注目されるのが店舗数で業界2位から3位になるローソンです。 ローソンは今、幅広い産業で導入が始まっている AI=人工知能 で店舗運営の改革をしようとしています。AIの活用、それに今後のコンビニの在り方などについて、6月に就任したばかりの竹増貞信社長に聞きました。(経済部 加藤誠) 新社長の竹増氏は46歳。ローソンの筆頭株主、三菱商事で畜産部門の担当や社長秘書などを経ておととし、ローソンの副社長に就任しました。副社長としては、商社時代に培った交渉力をいかして、スーパー、成城石井や全