大塚家具創業者で前会長の大塚勝久氏が、保有する同社株の一部を市場で売却することが9日、関東財務局に提出された変更報告書で明らかになった。勝久氏が保有する計95万株(発行済み株式の4.9%)のうち35万株(同1.81%)を11月30日までに市場で売却する予定。 現在の同社株価に換算すると3億3千万円程度の見通し。勝久氏は平成27年6月末時点では350万株(同18.04%)保有する大塚家具の筆頭株主だったが、その後自らが設立した家具製造販売会社「匠大塚」の運営資金に充てる目的などで、保有する大塚家具の株式を段階的に売却している。