東京電力福島第一原発にある地下貯水槽から放射能汚染水が漏れた問題で、別の貯水槽からも水漏れしているおそれがあることが分かった。東電は7日午前、会見を開いて説明する。 地下貯水槽は七つ造られたが、遮水シートなどの設備は同じ。今のところ五つ分が使われている。地下貯水槽が使えなくなると、増え続けている汚染水の管理が極めて難しくなる。 新たに漏れが見つかったのは海側に隣接する地下貯水槽。6日に外側から微量の放射性物質が検出された。さらに3層の遮水シートの間に入り込んだ水を調べたところ、1立方センチメートルあたり2200ベクレルが出た。貯水槽の水位が下がっていないため漏れは微量とみているが、東電は対応策を検討している。 関連リンク漏れた汚染水は120トン 福島第一、地下水に混入か(4/6)汚染水、漏出か 福島第一 地下貯水槽から(4/6)放射能汚染水浄化へ、新装置の試運転開始 福島第一原発(3/