大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は17日、同市平野区で街頭演説を行い、大阪市民対象の住民投票が5月17日に実施される情勢の大阪都構想について「新しい未来のために一つの大阪を目指す。決めるのは市民のみなさんだ」と訴えた。 今月13日の大阪府、大阪市の法定協議会で都構想の協定書(設計図)が決定してから、維新の街頭演説が行われるのは初めて。橋下氏はこの日、維新幹事長の松井一郎府知事とともに参加した。 橋下氏は演説で都構想を府知事と市長の結婚に例え、「結婚なんて、いつ離婚するか分からない。大手術になるが2人を1人にすれば、いがみあうこともない」と“橋下流”の説明を展開。府市で同様の施設建設に莫大(ばくだい)なお金をつぎ込んできた二重行政解消のため、都構想の必要性を強調した。 橋下、松井両氏は2月開会の両議会に協定書議案を提出し、3月中旬に両議会で維新と公明党を合わせた過半数の賛成で承認を得たい考え