菅首相は日本の農業が行き詰まっているからTPP参加するなどと因果関係も理屈もない暴論を言っている。まったく許し難い発言だと思う。 TPPがどうして日本の農業を改革して守ることになるのか全く理解できない。関税を課せられないのだから、輸入可能な農産物は価格においてすべて圧倒させられていくことになる。 価格の下方圧力が強くなり、農業が採算に合わず、伝統芸能としてしか残らなくなるだろう。 TPPに参加するなら、他の利益のためと国内農業を切り捨てる不退転の決意をすべきだし、国内農業を守ろうとちょっとでも思っているならこんな馬鹿な話に乗るということにはならない。 ●最近の菅首相の発想の中に、どうも因果関係をよく理解できていないのではないかと思えることが多い。状況に飲み込まれて政策を推進し、その犠牲になる問題についてはテキトーな後付で議論を展開して、それが何の論理性もない話だったということばかり。 ●菅