教育再生会議二次報告の特質は、第一に、これまでに既に文科省などで素人談義として論議されたり実施されたりしてきた事柄の 寄せ集め だ。 確かに、提言が15、具体策が6、対応が4つある。だが、例えば、私に関連の深い分野では、 「提言2 全ての子供にとって分かりやすく、魅力ある授業にする【教科書の分量を増やし質を高める、主権者教育など社会の要請に対応した教育内容・教科再編、全教室でITを授業に活用、「教育院」構想、全ての子供一人ひとりに応じた教育】」 とあって新味はない。スローガン部分を読むだけなら人畜無害だし、敢えて言えば、教科書を厚くするということしか変わらない。是非はともかく教育院なんて構想に過ぎない。 第二に、提言によって、現状の何が問題でそれがどのように変わるのかがまったく不明だ。 到達目標の見えない文書 だ。新自由主義者の好きな「ディベート」をすると敗北する可能性が高い文言だ。 第三
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