【ロサンゼルス=堀内隆】中米ホンジュラスのルビ検事総長は30日、クーデターで国外追放され、2日に帰国する意向を示しているセラヤ大統領に対する逮捕状を取ったことを明らかにした。同国メディアが伝えた。帰国に向け、セラヤ派と反セラヤ派の間で緊張が高まっている。 首都テグシガルパや第2の都市サンペドロスラでは30日、セラヤ氏追放を支持する市民が国旗を手にデモ行進した。ホンジュラスの新聞は、セラヤ派の市民との間で小競り合いが起きたと伝えている。 同日、記者会見した検事総長によると、逮捕容疑は国家反逆や権力乱用など。憲法が禁止している大統領任期の延長を画策したことが容疑事実に含まれているとみられる。有罪になれば最短で20年の禁固刑に相当するという。「新大統領」を名乗るミチェレッティ氏も「帰国すれば逮捕状を持って迎える」と警告した。 一方のセラヤ氏は、帰国強行の意思を変えていない。30日にはニュー