大阪市の土地信託事業で経営破綻した都市型遊園地「フェスティバルゲート」(大阪市浪速区)の跡地に建設予定だった韓流テーマパークを巡り、事業主体の大手パチンコチェーン「マルハン」が計画を見直し、建設に着手していない問題で、マルハンが市に1億円を寄付する意向を示していることがわかった。実質的な「違約金」とみられ、市は跡地周辺の街づくりなどに充てる方針。 市は7日の幹部会議で、今年度内の施設完成をマルハンに求める契約を新たに結ぶことを正式決定した。完成しない場合、今回とは別に違約金を要求する。 跡地は、マルハンが2009年に約14億円で落札。着工期限を今年3月に定め、違反時には、同社が落札額の3割にあたる約4億円を違約金として市に支払う取り決めになっていたが、計画見直しにより、現在も更地のままとなっている。 同跡地を巡っては、これまでも開発計画の頓挫を繰り返してきた経緯があり、市はマルハンの撤退を