かつては多くの列車に連結されていた食堂車。現在は大部分が姿を消したほか、車内販売も縮小傾向になります。そうした中、JR東日本の「サフィール踊り子」の飲食メニューが充実してきました。どのようなメニューが追加されるのでしょうか。また、どのような背景があるのでしょうか。 「サフィール踊り子」の新メニューに「牛頬肉の赤ワイン煮込み」 かつては多くの鉄道列車に連結されていた食堂車。新幹線も高速道路も整備が進んでいない時代、長距離移動は一般列車がまだ主流で、長時間乗車の乗客のために、車内で食事が提供されていました。 拡大画像 サフィール踊り子(画像:写真AC)。 しかし2023年2月現在、車窓を眺めながら作りたての温かい料理を楽しめるのは「ななつ星in九州」といった豪華クルーズ列車や「おれんじ食堂」などの観光列車が中心です。ツアー商品ではない一般利用が可能な毎日運転の特急列車では、ピラフや牛めしなどの