川崎重工業は26日、東京都交通局から大江戸線向けにリニア式地下鉄車両88両を受注したと発表した。受注額は約160億円。兵庫工場(神戸市)で製造し、2018年度から20年度にかけて順次納入する。 東京都交通局は大江戸線の車両の老朽化や乗車数の増加に伴い、新型車両を導入する。新型車両は客室の出入り口に大型液晶モニターを据え付けるほか、車椅子スペースも設置する。 これまで川崎重工は大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線や神戸市営地下鉄海岸線、横浜市営地下鉄グリーンライン向けなどにリニア式地下鉄車両を納入した実績を持つ。東京都交通局からは11年に大江戸線向け16両を受注して以来となる。今回は8両11編成を納入する。