健康志向の高まりやダイエットのためなど、若い女性を中心に玄米を食べる人が増えてすでに数年が経っている。だが、一般的にはまだ「玄米=美味しくない」というイメージもあるようだ。実際、一般的な炊飯器で炊いた玄米を食べてみると、白米に比べてやや固く、食感が良いとはいえない。 玄米とは稲の果実である籾から籾殻を除去した状態で、また精白されていない状態の米を指す。玄米そのものが“ほぼ完全食”といわれるように、白米では考えられないほどのビタミンB1を含んでいるほか、カラダに必要な栄養素の多くを玄米だけで補ってくれるほど栄養価が高い。 だが、食感が固くてぼそぼそとしているため、かむ回数が自ずと増える。1回に食べるお米の量は減らせるかもしれないが、やはり美味しいとはいいがたい。白米がスタンダードとなってしまったこの時代、なかなか玄米食を摂り続けるのは難しいというのが実情だろう。 なぜ、玄米を炊飯器で炊こうと