1月、南アフリカのケープタウン郊外のセントジェームズで、地下水を汲みに来た住民たち(2018年1月19日撮影)。(c)AFP PHOTO / RODGER BOSCH 【7月24日 AFP】干ばつにあえぐ南アフリカの沿岸都市ケープタウン(Cape Town)に南極から氷山を船でけん引して運び、新鮮な水を供給するという、突拍子もない計画が浮上している。 今年ケープタウンでは、あと数週間の雨不足で市内全戸の水道が断水し、住民が公共の配水塔に行列をつくるような事態を迎えるところだった。だが断水は寸でのところで回避された。住民らが必死に節水に励んだのと、秋雨が恵みをもたらしたからだ。だが断水の恐怖は、来年以降も再びケープタウンを襲うことが予想されている。 氷山えい航計画の立案者である、海難救助専門家ニック・スローン(Nick Sloane)さん(56)は「このアイデアは狂っているように聞こえる」と