ついに歓喜の時が訪れた。2年続けて、なでしこリーグ2部昇格を果たせなかった大和シルフィードが、1〜4位の順位決定プレーオフで優勝、2部自動昇格の権利を勝ち取った。 15日に行われたプレーオフ最終戦。引き分け以上で2位以上が確定する一方、逆に勝っても優勝が決まらない難しい状況だった。藤巻藍子監督は「目の前の試合に勝つ」ことだけに集中させ、選手たちを送り出した。 試合開始前から強く降り出した雨の中、選手はハードワークで相手の攻撃の芽を摘んでいく。前半20分に大家梨緒選手が、10分後に市原理奈選手がゴールを決め2対0。優勝を争うFC十文字に大きなプレッシャーをかけられると思った終了間際、まさかの失点を喫し、1点差での勝利に終わる。 運命の3時間「早く終わって…」 試合終了から約1時間後に始まった十文字戦。十文字が2点差以上で勝利なら入替戦に回るシルフィード。「考えると胃が痛くなるので、他のことを